アルツハイマー型痴呆とは

アルツハイマー型痴呆の解説

   アルツハイマー型痴呆用語集。最適なの老人ホームを見つけるためにも基本的な用語を理解しましょう。アルツハイマー型痴呆用語について解説しています。

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アルツハイマー型痴呆とは


高齢者の認知症(痴呆症)のひとつ。
脳の神経細胞が急速に減少し始め、脳が萎縮(容積が小さくなる)し、
その程度がひどくなると起こってくる病気。
男性より女性に多くみられる。


アルツハイマー型痴呆の症状
■知能が低下してくる
記憶、特に最近の記憶が悪くなり、忘れっぽくなり、物を置き忘れる、ガスや水道の栓を閉め忘れる、約束を忘れるなどがしばしばくり返しみられるようになる。
ひどくなると、少し前に食べた食事のこと、家族の名前、自分の年齢や住所も忘れて、わからなくなる。
このようになっても、多くの場合、自分が忘れっぽいという自覚がないのが特徴。

■日常生活動作が低下してくる
食事の摂取、衣服の着脱、排便・排尿、入浴、歩行などがしだいにひとりでできなくなる。

■日時・場所・人物などの認識が悪くなる
「今は何年何月か」「きょうは何曜日か」「今の季節は」「昼か夜か」などの日時に関する認識、「ここがどこか」「自分の家はどこか」などの場所に関する認識、「配偶者、子ども、知人の顔や名前」など人物に関する認識などが失われるようになる。

■精神症状が現れてくる
不眠、妄想、せん妄(もう)、人柄(人格)の変化、興奮などがみられる。
妄想は被害妄想や嫉妬妄想など。
せん妄は意識が混濁して、落ちつきがなくなり、錯覚、幻視、興奮を伴う状態で、夜間によくみられる(夜間せん妄)。
また人柄も変化し、認知症の進行とともに放置しておくと、意欲が失われ積極的に何もしようとしなくなる。

■問題行動がみられる
徘徊、不潔行為、叫び声、破衣行為(はいこうい)、昼夜の区別不能、攻撃的行為などがみられる。
外出して迷子になったり、夜間に騒いだり、便をこねまわしたり、介護に抵抗するような行為をする。



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