更年期のめまい 症状・対策

更年期のめまいの原因・症状

めまいは、もともと女性に多く見られる症状ですが、更年期になると、めまいを訴える女性はさらに増えます。
壁や天井がクルクル回るように感じる「回転性のめまい」と、体がフワフワ浮いているような、あるいは揺れているように感じる「浮動性のめまい」があり、更年期に多いのは、浮動性のめまいです。

主な原因は、自律神経の乱れによるもので、疲労や睡眠不足、精神的ストレスなどが引き金になったりします。更年期では脳の動脈硬化が進み、血液の流れが悪くなることも一因です。症状が強くなければ、特に治療の必要はありません。時期がくれば、大抵は自然におさまってきます。

更年期のめまいの治療

ほかに病気がなく、更年期の症状としてのめまいであれば、ストレスなど分かっている原因を取り除くことを基本にしながら、精神安定剤や自立神経調整剤、抗めまい薬、漢方薬などによる治療が行われます。

めまいが起きたら落ち着いて安静に

めまいが起きている間は、イスに腰掛けるか、横になるなど安静にしておさまるのを待ちましょう。浮動性のめまいは、体の位置を急に変えたときに起こりやすいので、立ち上がる際にはゆっくりと。日ごろから軽い運動を心がけなどして、体の位置を変えることに対応できるよう体を慣らしておくことも大切です。

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