更年期のしみ・しわ・肌の乾燥の原因
更年期になると、皮膚そのものの老化と、エストロゲンの減少のふたつが重なって、しみ・しわ・肌の乾燥などの肌のトラブルが起こってきます。
エストロゲンが減少すると、皮膚の線維組織を構成しているコラーゲンの量が減ったり質的変化を起こすために、皮膚の弾力が失われます。さらに、皮膚の潤いを保つ脂肪や水分を補給する皮脂腺の働きも低下します。その結果、しわやたるみ、肌の乾燥などが生じてくるのです。
一方、ほおや目の周り、額などに薄茶色から褐色の色素沈着が起こったものをしみといいます。一番の原因は、紫外線。放っておくと紫外線を浴びるたびに、数が増えたり色が濃くなってきますので注意しましょう。紫外線は肌老化の原因にもなりますので、紫外線対策を怠らないようにしましょう。
更年期のしみ・しわ・肌の乾燥の治療
皮膚の乾燥は、症状が強い場合には皮膚科に相談しましょう。
一般に、ホルモン補充療法を受けている女性は、しわやたるみといった皮膚のトラブルが少ないです。
自分でできる更年期のしみ・しわ・肌の乾燥の対策
スキンケアは保湿が大切
顔も体も、それぞれの部位にあった保湿ケアを行って乾燥を防ぎましょう。入浴の仕方にも工夫が必要です。
体の内面を充実させて
睡眠を十分にとり、コンディションをよりよく保ちましょう。ストレスをためない、バランスのよい食事を心がけるなど、規則正しい生活を基本に、体の内面から健康な肌づくりに取り組むことが大切です。
肌をしっかりガード
強い紫外線や寒風にさらされるのも、肌の老化を早める一因になります。帽子や日傘、紫外線予防効果のある化粧品を上手に利用しましょう。
たばこも血行を阻害し、肌の老化を早めます。禁煙・減煙に努めましょう。