思いがけず「双子ですよ」と告げられて、
「一度に二人も産めるかしら」「ふたりとも元気に生まれてくるかしら」と
心配ばかりしているママ、双子を産む心得を確認しておけば大丈夫です。
双子を妊娠する確率
双子のママになる確率は80人に1人で、それほど珍しいことではありません。
最近は、排卵誘発剤を使った場合など、よく耳にします。
双子は異常妊娠ではないのですから、心配しすぎないこと。
おおらかな気持ちでいることが大切です。
双子妊娠中は妊娠中毒症や貧血に注意
赤ちゃんはふたりでもママは一人。どうしても負担は大きくなります。
できるだけ安静にして、妊娠中毒症にならないためにも、塩分の少ない食事を心がけましょう。
貧血や静脈瘤も起こりやすくなります。
妊娠につきもののトラブルに巻き込まれやすいですが、
二度の苦労が一度ですむ、くらいの気分で前向きに考えましょう。
双子は早産になりがち
三つ子以上の出産は帝王切開になりますが、双子なら普通の出産も可能です。
でも、どうしても早産になりやすいです。
二人分入っている子宮は伸びきっていますから、陣痛も弱いことが多いです。
30週を過ぎたころ、医師に入院して様子を見るようにすすめられることもあります。
早くなってもあわてないように、入院の準備や赤ちゃん用品の点検を怠りなく。
一卵性と二卵性
ひとつの卵が受精して、二つに分かれて育つのが一卵性で、この場合、性別は必ず同じ。
顔も性格もよく似た赤ちゃんが生まれるでしょう。
これに対して、二つの卵が受精して別々に育つのが二卵性。
この場合、兄弟程度にしか似ていないことが多く、性別が違うことがあります。
双子が生まれた後のことも考えて
双子の出産は苦労が多いかもしれませんが、喜びは2倍です。
出産の後で大切なのが、家事、育児プラン。ただでさえ大変な家事と育児。
それに二人の赤ちゃんとなればてんてこまいになることは目に見えています。
親類でも、友人でも、手伝いを頼める人を探しておきましょう。
場合によっては、役所などに頼んで、ボランティアの人を紹介してもらうのもよいでしょう。