クロロゲン酸の効果・摂取量・食材・サプリメント

クロロゲン酸のはたらき

クロロゲン酸はコーヒーに含まれている成分です。

カフェインだけじゃない

一般的に知られているカフェインによる「眠気覚まし」といったコーヒーの効用の他にも、
コーヒーには善玉コレステロールを増やす・ニラや魚など食べ物の匂いを消す・
二日酔いの原因アセトアルデヒドの分解を促進するなど実に多くの効用があります。
そしてコーヒーにはカフェインの他にもクロロゲン酸、タンニン、ニコチン酸(ナイアシン)、トリゴネリンなどの
薬理作用のある成分が数多く含まれています。

クロロゲン酸の効果・効能

その中でも注目すべき成分はクロロゲン酸で、クロロゲン酸とはポリフェノール類の一種でありコーヒーの独特の香りを形成する成分の一つです。
このクロロゲン酸は、ポリフェノールの特徴である抗酸化性を持っている他、体内で発ガン物質ニトロソアミン(発がん物質)の生成をおさえ、
さらにニトロソ化合物の動きを不活性化する抗変異原作用があることが研究により分かっています。
コーヒーを多く飲んでいる人に肝臓ガンが少ないといった調査報告もあるそうです。

カフェインとクロロゲン酸のダイエット効果とは?

カフェインが脳の視床下部を刺激して交感神経の働きを活発にして脂肪を燃やしてくれる褐色脂肪細胞が働くスイッチを入れ、
全身の脂肪燃焼を促進し、その結果、基礎代謝が上昇するのです。

さらに、クロロゲン酸が褐色脂肪細胞にアタックして脂肪の燃焼効率をアップさせます!
しかし、コーヒーが大好きで1日に何杯も飲んでいても痩せない方が多いのも現実です。

ここで大きな疑問が浮かんできます??
コーヒーは多くの方に飲まれているのに、コーヒーで痩せた人が少ないのは何故でしょう?

コーヒーにはダイエット成分としてカフェインとクロロゲン酸が含まれていますが、
クロロゲン酸は熱に弱く、200℃以上で焙煎すると生コーヒー豆中に含まれるクロロゲン酸量の5%以下になってしまいます。
だからコーヒーを飲んでも、1杯あたり100mgのカフェインは摂取できますがクロロゲン酸はほとんど摂取できません。
だからコーヒーを飲んでも痩せないのです。

クロロゲン酸が豊富に含まれる食材

生コーヒー豆

クロロゲン酸の摂取方法・摂取量

コーヒーの効用にはすばらしいものがありますが、コーヒーには胃酸の過多を促進し、
胃を刺激しすぎるといった効用もあり、胃などの消化系の治療をされている場合や妊婦の方は飲みすぎに注意が必要です。
空腹時や一度に大量に飲んだり、成分を多く摂ろうと煮つめたりといった飲み方はやめましょう。

クロロゲン酸は熱に弱く、200℃以上で焙煎すると生コーヒー豆中に含まれるクロロゲン酸量の5%以下になってしまいます。
サプリメントでの摂取をおすすめします。

成人男性所要量:目安量は定められていません。製品の表示をお確かめください。
成人女性所要量:目安量は定められていません。製品の表示をお確かめください。

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