アスタキサンチンの効果・摂取量・食材・サプリメント

アスタキサンチンのはたらき

アスタキサンチンは、天然色素であるカロチノイドの一種です。
主に海産物に含まれる赤色色素で、サケやイクラ、鯛やキンキ、エビ、カニなどに含まれており、
その抗酸化力はβ-カロチンの10倍、ビタミンEの1000倍とも言われています。

特に血液中のLDLコレステロールの酸化を抑える作用が強い。
さらに、肌荒れやシワ予防、シミの抑制などにも効果があり美容界にも注目されている成分。コエンザイムに続く健康食品といわれています。

アスタキサンチンのはたらき

アスタキサンチンは、血液の流れで全身に行きわたって抗酸化作用を発揮し、体内の過剰な活性酸素による酸化を抑えます。
その効果はシミやしわを改善する美肌・美白効果、白内障の予防や改善、動脈硬化の予防、心臓病予防、免疫力強化、抗がん作用など多岐にわたります。

LDLコレステロールは、活性酸素により酸化されると、悪玉コレステロールに変わり、血管壁にたまって動脈硬化の原因になるといわれます。
アスタキサンチンは、この酸化を抑えるので動脈硬化の予防になると考えられています。

その他、アスタキサンチンには、ストレスにより、免疫力が低下するのを抑える効果があることや、抗がん作用があることが、動物実験の結果で明らかになっています。

体内でビタミンAに変わる

アスタキサンチンは、生体内に取り込まれると一部が必要に応じて、ビタミンAに変わることがわかりました。
ビタミンAには、目の機能を正常に保つ、肌のかさつきを防ぐ、粘膜を強くして、かぜなどの感染症やガンを予防するなどの働きがあります。

不眠症の改善に期待

人間の1日の生活リズムで、特に睡眠と覚醒については、脳内のメラトニンという物質が深くかかわっていることが、これまでの研究でわかっています。
メラトニンが、夜になると分泌されることで眠気を催し、朝になると分泌が止まって覚醒します。
徹夜を続けるなど不規則な生活をしていると、よく眠れなくなり体調がすぐれなくなることがあります。

最近、アスタキサンチンに正常な睡眠リズムを維持する作用があることが、ラットによる実験で明らかになりました。
アスタキサンチンの強い抗酸化力によって、睡眠を調節しているメラトニンの酸化を防ぐものと考えられています。
このことから、不眠症や時差ボケへの効果が期待されています。

成人男性所要量目安量は定められていません。製品の表示をお確かめください。
成人女性所要量目安量は定められていません。製品の表示をお確かめください。

アスタキサンチンが豊富に含まれる食材

サケやイクラ、鯛やキンキ、エビ、カニなど

おススメの摂取方法

魚介類をあまり食べない方はサプリメントから摂取するとよいでしょう。

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