逆子だったら逆子体操

逆子とは読んで字のごとしで、普通は頭から生まれてくるのに、
赤ちゃんがおしりや足から生まれてくることです。
でも、ちゃんとした病院での出産なら、決して怖いものではありません。

逆子での出生率は

赤ちゃんはお腹の中でプカプカ泳ぐように暮らしています。
それが8ヶ月を過ぎると体も大きくなり、頭が骨盤のところに落ち着いて、
動きも少なくなってきます。

妊娠中期には、約半数が逆子、8ヶ月で14%くらいになり、
そのまま逆子で生まれてくる赤ちゃんは4.5%です。
後期になって逆子と言われても、いつのまにかなおってしまうことが多いのです。

逆子のデメリット

赤ちゃんは、頭で子宮を圧迫して陣痛を起こします。
足やひざでは力不足で、弱い陣痛しか起こせず、子宮口もなかなか開いてはくれません。
また、足やひざで卵膜だけ先に破ってしまうと破水が起こり、
赤ちゃんはそのままで、羊水だけが先に流れ出てしまうことにもなりかねません。

また、いきんでいる途中で、赤ちゃんより先にへその緒が出てきてしまうこともあります。
へその緒は、赤ちゃんへ酸素を送る大事な命綱。
これが子宮の壁と赤ちゃんの頭との間にはさまって圧迫されたりしたら、
赤ちゃんはとても苦しい状態になってしまいます。

逆子で産むしかないと分かったら、どういった方法で産むかを医師と相談しましょう。
赤ちゃんの大きさ、逆子のタイプ、ママの体の状態などによって対応は変わってきます。
自然な出産が無理ならば、帝王切開になることもあります。

ともかく、逆子を直せるものならそれにこしたことはありません。
自然に直ることも多いので、あせらず、のんびりと逆子を直す体操などを試してみてください。

逆子をなおす体操

1.四つんばいになり、顔を床につける。胸とひざをつけるようにして、おしりを高く上げる。
(お腹まわりの筋肉がゆるむ姿勢で、赤ちゃんが動けるスペースも広がり、回りやすくなります。)
15~20分続けたのち、頭を上げないように注意しながらそのまま、
お腹の赤ちゃんの背中側を上にして、横になり寝ます。

2.布団などを重ねた上に仰向けになり、体をそらせる。
高さが30~35センチになるように、おしりの下に枕や布団を入れます。
この姿勢を1回10分間、1日2回行います。

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