トコトリエノール(スーパービタミンE)のはたらき
トコトリエノールはビタミンE群の一部分で、α、β、γ、δの4種類があります。
パームヤシや米ぬかなどに多く含まれています。
以前はビタミンEのほうが有用といわれていましたが、最近の研究ではトコトリエノールはビタミンEを上回る抗酸化能力(数十倍)を持つことが認められ、スーパービタミンEと呼ばれています。
そもそもビタミンEは別名「若返りのビタミン」と呼ばれています。
小麦胚芽から抽出され、発見された脂溶性のビタミンです。
日本人の栄養所要量は、一日あたり成人男子8mg、成人女子7mgを摂取することが望ましいとなっています。
しかし様々な理由から消耗してしまうため、現在の栄養所要量では不足で、100-300mgの摂取が必要といわれています。
これまではトコトリエノールの入手が困難でしたが、最近マレーシアでパームヤシを原料にトコトリエノールの高純度精製に成功したことにより、ようやく食品や化粧品の有力素材として実用化されました。
トコトリエノールの効能・効果
トコトリエノールの効果としては抗酸化作用がもっとも有名ですが、その他にもフリーラジカルに対する防御することによる美肌効果、血清コレステロールの産生を抑えたりすることが言われています。α-トコフェロールにはない作用として血小板凝集の抑制などもトコトリエノールには有効とされています。
トコトリエノールが豊富に含まれる食材
パームヤシ、米ぬかなど
トコトリエノールの摂取方法・摂取量
通常、1日あたり200mgを目安に、食事と一緒に摂取しましょう。
肝臓でのコレステロールの合成は夜間に活発になるため、トコトリエノールの服用は夕食後が効果的です。
成人男性所要量:目安量は定められていません。製品の表示をお確かめください。
成人女性所要量:目安量は定められていません。製品の表示をお確かめください。