女性は本来、便秘がち。そして、妊娠するとさらに便秘で悩む人が増えます。
突然の腹痛であわてて病院へ行き、診察の結果は便秘だったということもあります。
便秘がちになる原因
つわりで食べられないと、便の材料も不足しがち。
大きくなった子宮が腸を圧迫したり、ホルモンの関係で腸の運動が鈍くなったりして、腸の機能を低下させます。
体調がすぐれなかったり、はじめての妊娠で大事をとっていたりすると運動不足に。
トイレでりきむのも怖い・・・と、妊娠中は便秘になる要素はたくさんあります。
ただ、毎日便が出ないのは便秘、と思い込んでいませんか。
2日に1回でも3日に1回でも硬すぎず、軟らかすぎずのいい便が出るのなら、便秘ではありません。
人それぞれ排便のリズムが違うのですから。
「昨日出なかった、今日も出なかった」と悩むことも便秘に拍車をかけます。
「そのうち出るわ」と気楽に構えましょう。
便秘の解消のために
毎朝きちんとトイレタイムを
同じ時間にトイレへ行くことで、排便の習慣づけを。便秘を意識しすぎてトイレ通い・・・は逆効果。
出なくても気にしないこと。
便意をがまんしない
便意があったら、いつでも排便を。外出先でも便意はがまんしない。
朝、起きぬけに冷たい水や牛乳を
冷たい水分は胃腸を刺激して、便意をもよおさせます。
朝食はしっかりと
朝食抜き、コーヒーだけというのはよくありません。規則正しい食生活を。
ファイバー食品を意識的にとる
ひじき、わかめ、切り干し大根、野菜類、納豆、胚芽米など。ヨーグルトも効果的。
適度な運動を
運動は腸を刺激する。気分転換を兼ねて、ウォーキング。
ストレス解消
ストレスも便秘のきっかけ。心配事をひとりで抱え込まない。
どうしてもダメなら医師に相談
排便のリズムを取り戻すまで、薬の力を借りることも。薬は医師の処方のもとで。