妊娠37週からは「正期産(せいきさん)」の範囲です。
このころからは、いつ生まれてもいいように、
ママの体と赤ちゃんの体、両方の準備が整っていきます。
そして、いよいよ出産が近づくと、体にいろいろな変化を感じます。
臨月の赤ちゃんの状態
ふっくら赤ちゃんに
いつ生まれてもいいように、内臓、筋肉、神経などの発達は完了。
皮下脂肪もついて、すっかり赤ちゃんらしくなります。
体内時計も完備
起きているときと眠っているときの区別がはっきりつきます。
赤ちゃんなりのリズムができあがり、ママが眠っているのに赤ちゃんは起きていることがあります。
頭を下にした正常位で固定される
ママの骨盤の中に頭が下がってくるため動きが静かになります。
臨月の妊婦の状態
トイレが近くなる
赤ちゃんが下がってくることで、腸や膀胱を圧迫して、頻尿や残尿感があってスッキリしません。
便秘になったり、反対に便の回数が増えたりすることも。
お腹が張ったり、痛んだりする
子宮が収縮して、1日に何回かお腹がキューッとかたくなります。
定期的に収縮が繰り返されるようになったら病院に連絡を。
体重が増えなくなる
赤ちゃんが十分に成長したためです。
胃や胸の圧迫感が消える
出産が近くなると赤ちゃんの頭が骨盤の中まで下がってくるため
、胃や胸の圧迫感がなくなり、楽に。
動悸や息切れもあまり感じなくなり、食欲も出てきます。
おりものが増える
粘り気のある透明か白色のおりものが増えます。
下着の交換はこまめに。市販されているおりものシートを使うのも手。
足の付け根がつっぱたり、腰痛が出たりする
赤ちゃんの頭が骨盤の中にある神経を圧迫して、
足の付け根がつれた感じに。腰痛がひどくなる人もいます。