自分の脱毛症の症状・対策を知ることが薄毛治療の近道

脱毛症には、さまざまな種類があり、原因・症状・治療方法も違います。
別の症状に違う対策をしても効果的な結果を見込めません。

自分の脱毛症の種類を理解して、正しく対策をしましょう。
それぞれの脱毛症に最適な育毛剤や改善方法も紹介しています!

 

男性型脱毛症の原因・症状・対策

男性型脱毛症の症状

男性型脱毛症は、主に男性に見られる脱毛の症状で前頭部の髪の生え際の後退や
頭頂部の髪のボリューム減少によって地肌が透けて見えやすくなるのが典型的な症状。
前頭部・頭頂部どちらか一方または両方が薄くなり、年数をかけてゆっくり進行していきます。
脱毛した部分には細い毛が残り、さらに進行すると完全に毛が無くなってしまいます。

主な症状には、「抜け毛が増える」、「髪が細くなる」、「毛髪が伸びない」、「頭皮が透けて見える」、
「髪のセットがしにくい」、「頭皮が脂っぽくなる」などがあります。
男性型脱毛症になると毛髪のヘアサイクルが非常に短くなり、
毛髪が十分に成長しないまま抜けてしまうのです。

男性型脱毛症は、AGA(androgeneticalopecia)とも呼びます。
20歳~30歳代に発生する「若年性脱毛症」と言われる若ハゲと
40歳~50歳代に発生する「壮年性脱毛症」の双方を合わせたものを指します。

成人男性が発症する脱毛症の95%がこの男性型脱毛症と言われています。
20代前後から始まる人もいて35歳までには約4割の男性に症状が現れ、
30歳以下の男性の約3割、50歳以上の人の5割以上の人が男性型脱毛症の影響を受けます。
発症年齢や進行速度には個人差があり、早い人で10代から症状が現れる場合もあります。

AGAは進行性で放っておくと髪の毛は減り続け、徐々に薄くなっていきます。
ただ、AGAは薄毛になっても当初はうぶ毛が残っています。
毛包が存在している限り、髪の毛は太く長く育つ可能性がありますので
決してあきらめる必要はありません。早めのケアをしましょう!

女性の場合、「女性男性型脱毛症」(FemaleAGA,FAGA)と呼ばれ、
男性の症状と異なり生え際のラインは変わらず頭部全体の毛髪が細くなったり、少なくなり、
完全なハゲになることは稀です。

男性型脱毛症の原因

原因は一般的に遺伝や男性ホルモンの影響、血行不良と考えられています。

脱毛の仕組みは、頭皮に存在する「5αリダクターゼ」という酵素が男性ホルモンである「テストステロン」と
結びつくことで「DHT(ジヒドロテストステロン)」という強力な男性ホルモンが生成され、
これが抜け毛や薄毛の原因物質になるのです。
このDHTが毛乳頭細胞に存在する男性ホルモン受容体と結合することでヘアサイクルが乱れ、
成長期が早く終了してしまうのです。
十分に成長しない細く短い毛髪が多くなることで薄毛が目立つようになるのです。

過剰にDHTが増えるとホルモンバランスが崩れてハゲることに。
逆に男性ホルモン・女性ホルモンの分泌バランスが良好な人は、ハゲないと言えます。

また男性型脱毛症は遺伝すると言われています。
特に母方の祖父がハゲていれば、かなりの確率であなたもハゲるでしょう。
ハゲが遺伝するということは、このDHT(ジヒドロテストステロン)の増えやすい体質が遺伝するということになります。

さらには食生活・睡眠・ストレスなどの生活習慣の乱れが血行不良を引き起こしたり、栄養不足になり、
薄毛の進行を早めることになります。

男性型脱毛症の対策

ホルモンのバランスが崩れることで起こるAGAの改善には、まずは適切な育毛剤を使うのがベストでしょう!
血行不良により起こる抜け毛も育毛剤で改善が期待できるでしょう。
おススメはフィンペシアミノキシジル
フィンペシアはホルモンバランスを正常にすることで抜け毛を改善します。
ミノキシジルは髪の成長を早め発毛を促します。

ただ、生活習慣が乱れていると育毛剤の効果も半減してしまいます。
多くの場合、食習慣や睡眠・喫煙・飲酒・運動・ストレスなどの生活習慣が深く関わっています。

生活習慣の改善は育毛対してにすぐ効果が現れることではありませんが、
育毛を成功させるためにも健全な生活は必須と言えるでしょう。

「ハゲを治す」ためには、できることは徹底して行うことが大切。
地道に継続しましょう!

 

びまん性脱毛症の原因・症状・対策

びまん性脱毛症の症状

びまん性脱毛症とは、頭の広い範囲に症状がみられ頭髪全体が薄くなる脱毛症のこと。
頭全体に抜け毛がみられ、髪自体も細くなり、全体的にボリュームが減り地肌が透けて見えることもあります。
特に頭頂部の皮膚が透けて見えるようになります。

特に30代後半からの女性に多いとされる症状で、
髪を分けた時に地肌が見えやすくなったり、髪全体のボリュームがなくなって、
ぺしゃんこになってしまうなどの状態になります。

男性型脱毛症と同様、成長期の髪が減り、休止期の髪の割合が多くなって薄毛となりますが、
男性型脱毛症と異なる点は、前頭部の生え際の後退はなく、頭皮全体に抜け毛が発症し、
脱毛部の境界がはっきりしません。

シャンプーを変えたり、ヘアスタイルを変えることで対応している人が多いですが、
びまん性脱毛症と判明した時点で的確な対策をすれば、元に戻る可能性が高まります。

びまん性脱毛症の原因

びまん性脱毛症の原因はさまざまあります。
加齢やストレス、ダイエットによるホルモン分泌の異常、病気や投薬の種類などさまざま。

加齢

人間は加齢にともない、あらゆる機能が衰えますが、毛髪生成機能も同様。
年齢とともに毛髪を生成する毛母細胞の働きが鈍くなり、髪が生えにくくなります。
40代を過ぎたころ発毛力が衰えだし、年々減少していきまいます。

ストレス

ストレスは性別に関係なく抜け毛の原因となります。
強いストレスは、ヘアサイクルを乱し、抜け毛を増加させ、頭皮の血行不良をも引き起こします。
他に過度なストレスは、内臓の不調を起こし、髪の材料になるタンパク質やミネラルの合成や吸収を悪くします。
さらに皮脂の過剰分泌を引き起こしたり、頭皮を硬くしたり、睡眠障害を引き起こし、薄毛の悪循環をもたらす。

過剰なダイエット

無理なダイエットは抜け毛につながります。
絶食や極端な偏食によるダイエットは、栄養不足を起こします。
毛髪を作るには栄養が不可欠ですが、栄養が不足すると育毛の妨げになります。

ピル(経口避妊薬)の服用中止

ピルを服用すると排卵を抑制することができます。
さらにピルを服用している期間は一時的に毛髪が成長しやすい状態になります。
逆にピルの服用を中止すると反動で抜け毛が起こりやすくなる場合があります。

過度なヘアケア

洗浄力の強いシャンプーで1日に何回も洗髪をしたり、不適切なドライヤーの使い方は、
頭皮や髪を傷め、抜け毛を誘発します。
また、整髪料の使いすぎやカラー、パーマなどのやり過ぎは、頭皮の炎症の原因となり、
毛根にダメージを与え、抜け毛の原因となります。

びまん性脱毛症の対策

びまん性脱毛症は、比較的治療しやすい脱毛症です。

まずは、生活習慣を見直しから始めると良いでしょう。

ストレスをためず、バランスのよい食事を心がけ、睡眠をよくとり、無理なヘアケアを控えるようにしましょう。
食事は、良質なタンパク質やビタミン類の野菜、ミネラルが豊富な海産物などを積極的に摂りましょう。

またカラーリング剤なども刺激の強いものではなく、自然派のものを使うなどの工夫をすることで、
びまん性脱毛症だけではなく、頭皮の健康を保つこともできます。

その上で女性用の育毛剤やサプリメントの活用も有効です。
マイナチュレ」、「M-1育毛ミスト」などはびまん性脱毛症に効果を発揮します。

 

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