更年期の頭痛の症状
頭痛といっても症状はさまざまです。更年期の頭痛は1日のうちに何度も起こったり、数日あいてまた起こったりと繰り返し起こることが多いです。
原因は、エストロゲンの分泌の変動による自律神経の乱れ、老眼が始まったことによる眼精疲労、ストレス、肩こりなどが考えられます。更年期は、視力の変わり時でもあるので、不安を感じる方は眼科を受診してみましょう。度の合った眼鏡に替えたら頭痛もおさまるケースもあります。
頭痛の治療
検査で病気がないことがわかり、更年期の症状だと診断が下された場合は、ホルモン補充療法や漢方療法などの更年期治療や鎮痛剤による対症療法が行われます。
自分でできる頭痛の対策
筋肉のこりをほぐす
肩こりや首筋のこりが原因の場合は、ストレッチなど筋肉のこりをほぐす運動をまめに行いましょう。ウォーキングも効果的です。運動不足を解消しながら、こりをほぐしましょう。
ゆっくり入浴
入浴の際には、お風呂にゆっくりつかって体をあたため、血行を促進して肩こりや首筋のこりを解消しましょう。
ときどき目を休める
眼精疲労が原因の場合は、長時間の読書や仕事の際は、ときどき目を休めるように心がけましょう。遠くを眺めたり、眼球を上下左右に動かしたりぐるっと回すなどの眼球体操をして、疲れをとりましょう。
同じ姿勢を続けない
デスクワークを長時間続けるなど、同じ姿勢のままでいると、首や肩などの筋肉を疲労させて、頭痛の原因になります。ときどき姿勢を変えたり、こまめに休憩を入れましょう。また、足腰の冷えも筋肉をこわばらせ、頭痛の原因になります。冷房による冷えなどに対しても、十分な配慮をしましょう。