更年期の疲労感・倦怠感 症状・対策

更年期の疲労感・倦怠感の症状

更年期特有の疲労感・倦怠感は、程度は軽くても自覚症状が続きます。1日の疲れがなかなか取れない、特に疲れたことをしたわけではないのに体がだるい、おっくうで何もする気になれないといった症状です。以前ほどの気力が出なくて、スタミナがなくなったことを実感するようにもなります。

仕事を持つ女性などは、思うように仕事がこなせないことから、自信をなくしたり、うつ状態に陥ることもあります。

更年期の疲労感・倦怠感の原因、対策

更年期の女性の約7割が疲労感・倦怠感に悩まされていると言われます。これらの症状は、ホルモンや自律神経の一時的な変調を調整しようとして、体全体が反応して無理をした結果です。
このような時は、今はスローペースで過ごす時期と割り切り、あせらず無理をしないようにしましょう。一過性ですから「時期がくれば、体も心もまた元気になる」と気長に気楽に構えましょう。

更年期の疲労感・倦怠感の治療

どうしても症状がよくならない場合は、婦人科に相談をしてみましょう。自律神経調整剤や精神安定剤を用いたり、ホルモン補充療法、漢方療法などが行われます。場合によっては、カウンセリングが必要になることもあります。

自分でできる更年期の疲労感・倦怠感の対策

生活リズムを整えて

十分な睡眠を確保しましょう。疲れやすい状態であることを家族にも伝え、夜は、できるだけ決まった時間に寝るようにして、体調を整えましょう。

仕事量は少なめに、こまめに休んで

仕事も家事も、1日にこなす量をいままでより少なめにし、ゆとりを持たせたスケジュールにしましょう。疲れは更年期の症状を強くします。こまめに休むようにしましょう。

何もかもひとりで背負い込まない

他の人の手にゆだねられるところはゆだね、何もかも自分ひとりで背負い込まなければいけないような環境を、少しずつ変えていくことも大切です。

体を動かす

疲れがとれないからといって、ゴロゴロしているのではなく、こういうときは、むしろ体を動かすほうが、気分がすっきりするものです。手軽にできるウォーキングなど長続きする自分に合った運動を見つけましょう。

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