小麦アレルギーになったらどうする!? 症状と対策

小麦アレルギーは、小麦をアレルゲンとした食物アレルギーの1種です。乳幼児から小学生までの子どもに発症しやすく、卵、牛乳、大豆といった三大アレルゲンについで多い食物となっています。
また、アレルギー反応を起こす頻度が高い食品の1つであるため、厚生労働省の「特定原材料」として指定されています。

小麦アレルギーの症状

症状としては、皮膚に出てくる症状と全身の症状があります。

皮膚に出る症状としては、蚊に刺されたような蕁麻疹や赤い発疹が出たりします。まぶたの腫れが出る人もいます。
小麦がアトピー性皮膚炎を悪化させる場合もあります。
全身の症状は、小麦の摂取により起こるアナフィラキシーです。小麦を食べて数時間以内に運動するとアナフィラキシーが起こります。

アトピー性皮膚炎の赤ちゃんが離乳食を始めるときに初めてパンがゆを食べてショックを起こすこともしばしばあります。多くの場合、成長と共に改善されますが、小学生になってもアナフィラキシーを起こす子もいます。

小麦アレルギーの原因

小麦には、グルテンと呼ばれる物質が含まれていて特定の人にアレルギー反応を起こす原因となります。グルテンのどの部分に反応しているかは、個人により異なります。
また今まで小麦を食べても大丈夫だった人が小麦アレルギーになる場合があります。

小麦アレルギーの対策

小麦を摂取しないための食品や調理の知識が必要となります。
小麦のアレルギーの場合、炭水化物は「米」や「イモ類」などから補うようにしましょう。おススメは、和食を中心とした食事。比較的簡単に小麦を排除することができます。和食なら自然とバランスの良い食事をすることができます。

気をつけたいことが外食や加工食品、お菓子などに含まれる小麦です。
購入前に食品の成分表示を見るようにしましょう。
特に外食は注意しましょう。小麦粉はつなぎや衣、ルー、練り製品など多くの食品に含まれています。外食の場合、店員さんに聞くか成分表示のサイトがあるチェーン店などを利用すると良いでしょう。知識が身につけば、ある程度判断できるようになります。

小麦は、特定原材料として表示の義務があるため、加工食品でも必ず記載されています。
自宅で調理するときは小麦粉の代わりに「ホワイトソルガム」や「米粉」「上新粉」などで補えます。

小麦を使っていないおやつの例として煎餅や団子類、プリン、寒天類などがおススメです。

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