米アレルギーの症状と対策

米アレルギーは、米をアレルゲンとした食物アレルギーの一種です。米に含まれるたんぱく質やでんぷんが原因と言われています。
最近は発症する人が増えています。主食であるお米が食べられなくなるのは、辛いですよね。

米アレルギーの症状

米アレルギーの多くの人は、食べると湿疹が出ます。しかも近年、症状が出る人が増えているようです。

また、赤ちゃんにも発症することがあり、体中に湿疹が広がっていきます。ひどい場合は、じんましんやアトピー性皮膚炎などの痒みを伴った赤いブツブツなどが出てきてしまうことがあります。

ひどい症状になるとまれにアナフィラキシーを引き起こし呼吸困難になってしまうこともあります。

原因

米に含まれるたんぱく質やでんぷんが原因とされます。

タンパク質

アレルゲンとなりうるグロブリンというタンパク質は、主に米の表面やぬかの部分に含まれています。これは、白米よりも玄米や分つき米のほうがアレルギー症状が出やすいようです。

でんぷん

米のでんぷん「アミロペクチン」が米アレルギーに大きく関わっています。
例えばもち米やコシヒカリは、このアミロペクチンが多く含まれているのでアレルギーが発症しやすく、アミロペクチンが少ないササニシキは発症しにくいようです。

注意したいのは、上新粉や白玉粉のほか、ビーフン、玄米茶、みりん、清酒といったもち米加工品 、さらには、もち菓子やせんべいといった米を使った菓子などもアレルゲンとなり得ます。

対策

コシヒカリがダメならササニシキを試してみましょう。
ササニシキは原因物質となりうる「アミロペクチン」が少ないため米アレルギー症状がでないというケースはよくあります。

それもダメなら代わりにパンやうどん、穀物として粟・きび、ライ麦などの代替食品を摂ると良いでしょう。

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