早期発見することが、生活習慣病の予防につながりますから、体の異常を感じたり、少なくとも40歳を過ぎたら定期的に血液検査を受けるようにしましょう。
血液を採取して血液中の脂肪量を検査
血液中のコレステロール値は、血液をとって測定します。
脂質の正常な検査値
- 総コレステロール: 140~219mg/dl
- 中性脂肪(トリグリセリド、TG): 30~139mg/dl
- LDLコレステロール(悪玉): 60~139mg/dl
- HDLコレステロール(善玉): 男性 40~99mg/dl 女性 50~109mg/dl
正常の範囲を超えていれば ⇒ 高脂血症
総コレステロール値が高ければ ⇒ 高コレステロール血症
LDLが多ければ ⇒ 高LDLコレステロール血症
中性脂肪値が高ければ ⇒ 高中性脂肪血症
と診断されます。
異常がみられたら細かい検査を
上記検査で異常であると診断されたら、精密検査を行います。
精密検査では、高脂血症は6種類に分類されます。
また、肝臓や腎臓の機能、筋酵素、尿酸や血糖などの生化学的検査、甲状腺ホルモンなどの内分泌学的検査も行われます。
平均的なコレステロール値の基準
コレステロールの値は主に血液検査によって測定することができます。
総コレステロール(mg/dl)の
適正域は200未満
境界域は200-219
LDLコレステロール(mg/dl)の
適正域は120未満
境界域は120-139
「総コレステロール220mg/dl以上、LDL140mg/dl以上、中性脂肪150mg/dl以上」のいずれか1つでも当てはまる場合は、高脂血症と診断されます。
その場合、食事療法や運動療法などの治療が必要となります。
総コレステロールは少なければよいというものではありません。
コレステロールの基準値は130~220mgです。