活性酸素のはたらき
活性酸素が体を酸化させる(サビつかせる)
健康の大敵「活性酸素」とは?
活性酸素とは文字通り活性化された酸素のことで、フリーラジカルともいいます。
空気中の酸素はO2で安定しておりますが、活性酸素はマイナスの電子を持っているため、
自分が安定しようとして、プラスの電子を持ったものと反応しようとします。
相手の電子を引っこ抜いてしまうのですから、引っこ抜かれたほうは、死んでしまうか片輪になってしまいます。
この活性酸素が良い方向に働く例としては、体内に入り込んだウィルス、細菌、カビなどを退治してくれます。
感染症にならないように防いでくれています。
しかし必要以上に活性酸素ができてしまうと、
逆に正常な細胞、細胞膜さらにはDNAに攻撃をかけ、破壊するような行動をとるのです。
また脂質をも酸化してしまうので、過酸化脂質ができ、
いろいろな病気(アトピーの悪化、白内障、中風、心筋梗塞、発ガン)を誘発したり、症状を悪化させたりします。
このように活性酸素は体内で良いことも悪いこともしています。
活性酸素は、ガン・動脈硬化・脳血管障害・心筋梗塞・糖尿病・アトピー性皮膚炎など
現代人を悩ませているほとんど全ての病気に関係しており、更に細胞・組織を酸化させて老化を促進させることもわかっています。
皮膚の老化の8割は加齢ではなく、紫外線を浴びることによって起きる「光老化」によるものと言われ、
活性酸素による肌のダメージがいかに大きいかわかります。
活性酸素はどんな時に発生するか
活性酸素は呼吸によって体内に入る酸素の2%がエネルギー発生の時に活性化して発生すると言われています。
さらに活性酸素は、排気ガス、化学薬品、農薬、水道水のトリハロメタン、食品添加物、
放射線、紫外線、喫煙、ストレス、怒り、不安、恐怖などの激しい感情、暴飲・暴食などでも発生します。
ですから活性酸素は起きている時でも寝ている時でも常時発生していることになります。
このように常に発生しているにも関わらず、長生きできるのはこの活性酸素を取り除いてくれる酵素を持っているからです。
この酵素はSOD(スーパー・オキサイド・ディスムターゼ)という酵素をはじめ、その他の抗酸化酵素があります。
活性酸素は一種類ではありません
活性酸素・フリーラジカルは一種類ではありません。
活性酸素で4種類、その他のフリーラジカルは現在わかっているだけでも数千種類あると言われています。
こんなにたくさんの種類があるのですから、1~2種類の抗酸化物質では対抗できません。
実際ビタミンCやEなどが消すことができる活性酸素・フリーラジカルの種類は決まっています。
すべてのものを消すことはできないのです。
活性酸素・フリーラジカルそれぞれに応じた抗酸化物質が必要になってきます。
ポピュラーなビタミンCやEだけを摂っていたら済むという問題ではなく、総合的に摂取しないと十分ではないということになります。
活性酸素に対抗するおススメサプリメント
いつでも活性酸素を取り除ける状態にしておけば、体はあまり大きなダメージを受けることはありません。
そのためには、日頃から抗酸化食品を十分摂っておくことが肝心です。
抗酸化作用のあるサプリメントとしてビタミンC,ビタミンE、コエンザイムQ10、青汁、いちょう葉エキス、
ウコン、カテキン、クロレラ、セサミン、大豆イソフラボン、トコトリエノール、ニンニク、ブルーベリー、プロポリスなどなど。