サメ軟骨の効果・摂取量・食材・サプリメント

サメ軟骨のはたらき

鮫軟骨(サメナンコツ)とは、その名の通り鮫の軟骨に当たります。
鮫の骨は70%が軟骨で出来ており、鮫の軟骨には、特殊なタンパク質が他の一般の軟骨に比べ1,000倍以上も含まれていると言われています。
鮫の軟骨は、その特殊なたんぱく質とムコ多糖類・カルシウムで形成されています。

鮫軟骨(サメナンコツ)の主な成分は、たんぱく質とムコ多糖類・カルシウムです。
特に注目すべき成分はムコ多糖類で、ムコ多糖類の中の成分「コンドロイチン硫酸」は、
若いうちは体内で生産されますが、年齢が増すごとに体内での生産が衰えます。
鮫軟骨にはこのコンドロイチンが多量に含まれていることで、注目されています。

サメ軟骨の主成分であるムコ多糖類が、人間の細胞と細胞を結合させ、その間を埋めるスポンジ状の間隙物質の中に水分や栄養分をしみ込ませ、
貯蔵して新陳代謝を活発にし、自然治癒力を高め、免疫機能を向上させます。

加えて血管新生抑制物質が、血管への腫瘍発生を防止します。
サメ軟骨の血管新生抑制物質は、ガンが自ら作り出した血管(新生血管)を
攻めて構造を抑えるため補給路を断たれたガン細胞は増殖できずやがて死滅してしまいます。

サメ軟骨は特にアメリカでガン細胞の進行阻止を重視され、一般的に知られているようです。
サメ軟骨の血管の新生を抑える効能は関節痛にも有効に働きます。
同様に血管新生の盛んな固形ガンの増殖・転移を抑えること、
その他の血管新生がかかわる各種症状(糖尿病性網膜症、血管新生緑内障など)を抑えることが出来るものとして、
サメ軟骨は期待が掛けられています。
コンドロイチン硫酸は、人の体の中にもネバネバ状の粘質性物質として広く分布しています。
私たちの体液に独特の保水性、粘性、潤滑性を与え、皮膚、角膜、軟骨、骨、心臓弁など、体のすべての組織がスムーズに働くよう機能しています。

その他、コンドロイチンの働きでリュウマチや更年期障害にも効果があることが報告されています。
サメ軟骨に含まれるコンドロイチンをカルシウムとともに摂取すると、骨の強化につながります。
また、鮫軟骨エキスはビタミンAの体内生成を助け、ビタミンCの体内有効率を高めます。

サメ軟骨が豊富に含まれる食材

サメの軟骨

サメ軟骨の摂取方法・摂取量

中には化学物質を使ってにおいを除去している製品もあるようです。

砂糖、脂肪、ゼラチンや馬のヒヅメから採ったタンパク質など、ガンの治療に役立たないものが混入されている場合があるので、
ムコ多糖類やタンパク質、炭水化物の含有量など注意が必要です。

成人男性所要量:目安量は定められていません。製品の表示をお確かめください。
成人女性所要量:目安量は定められていません。製品の表示をお確かめください。

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