フッ素のはたらき
フッ素には歯垢の細菌の活動を抑え、溶けたエナメル質の修復、歯質を強化する作用があります。
むし歯の発生を防ぐ効果があり、予防に有効な成分として注目されています。
またフッ素は骨組織にも吸収され、骨を強化する働きを持ちます。
〇耐酸性・結晶性の向上
フッ素が歯に作用すると、歯質はフルオロアパタイトという非常に安定した結晶構造を持つようになり、歯質は強化され酸に強い虫歯になりにくい歯になります。
歯磨きで落としきれなかった歯垢(プラーク)が作るむし歯の原因菌の働きを弱め、歯垢(プラーク)が作る酸の量を抑えます。
2. 抗菌・抗酵素作用
虫歯菌(歯垢)の出す酵素によって酸が作られる過程をブロックしたり、フッ素自身抗菌作用を示します。
歯の表面を酸にとけにくい性質に修復します。
3. 再石灰化の促進
唾液中のカルシウムやりん酸を歯にくっつけてくれます。この作用により、初期の虫歯は、治ることがあります。
歯から溶け出したカルシウムやリンの再石灰化を促進させます
フッ素が豊富に含まれる食材
お茶、鮭やさばなどの海洋魚の缶詰など
フッ素の摂取方法・摂取量
紅茶1杯で1~3mgのフッ素がとれます。
フッ素のサプリメントを手に入れるには医師の処方箋が必要です。
とり過ぎは安全ではないので注意。
また夜歯磨きした後にフッ素を歯に塗布すると虫歯になりにくくなります。
特に乳歯や生えたての歯は軟らかいので、フッ素配合のハミガキ剤を使い、歯質強化に努めましょう。
子供のうちから「レノビーゴ」などを活用しましょう。
成人男性所要量:1.5mg(許容上限摂取量:10mg)
成人女性所要量:1.5mg