蕎麦(そば)アレルギーになったらどうする!? 症状と対策

そばアレルギーは一度なると重篤な症状が現れるケースがありますので十分な注意が必要となります。
一度そばで食物アレルギーを起こすと、次からは重症になることがあります。

通常、二度と蕎麦は食べられないことになります。

症状

蕎麦に含まれている成分を異物と体が反応し、排除しようとする働きがいろいろな症状として出ます。

食べてすぐに出る症状としては、「口の中がピリピリする」「口の周りが赤くはれる」「しびれ」などがあり、その後「皮膚や粘膜が赤くなる」「皮膚のかゆみや蕁麻疹 などが起ります。
さらに進行すると「息苦しくなる」「喘息のような症状」「嘔吐」「下痢」などの症状が現れ、かゆみもひどくなります。全身に蕁麻疹やめまい、頭痛などの症状も現れることもあり、立つことも動くことも難しいかなり辛い状態になります。

手足のしびれやむくみ、冷えも感じるようになると呼吸困難やけいれん、意識がなくなる、ショックによる死亡など深刻な状態になる可能性があります。
このような症状を「アナフィラキシー」と言い、命の危険にさらされる重度なアレルギーであることが分かります。

原因

そば粉に含まれているタンパク質が体内に侵入した時、異物と認識されアレルギー反応が出ます。
そばでアレルギーを起こす人と起こさない人の違いは「体質」になります。

対策

そば、そば粉、そば粉が含まれる加工品を食べないことが基本です。

子供のころに発症した場合、大人になるにつれ治ることもあるようですが、治る確率はかない低いようです。
治ったと思っても再発する場合もあるようなので基本的には治らないと思って一生食べない方が無難でしょう。

大人になってそばアレルギーを発症した場合、完治は難しく治る可能性は、ほぼ皆無と言われています。

そこで対策としてはそば関連食品は一切口にしないことになります。
蕎麦に加えて蕎麦が使われているものには、お菓子、日本料理、郷土料理、菓子パン、ソバクレープ、コショウ、ソバ殻の枕などがあります。
そばの実は衣にまぶしたり汁物に入っていることもありますので判断が難しいときは店員さんに確認しましょう。

中華麺のお店でもそば粉を使った麺を使っている場合があります。また健康食品で「ルチン」が入っている場合、そばの成分の「ルチン」を使っていることがあります。

そばを食べてしまったら!?
吐く

体内で消化される前に無理にでも吐きだしましょう。そして速やかに病院へ行くこと。
もし、意識が薄れ出したり呼吸が困難な場合は、吐くことでそばがのどに詰まってしまうこともありますので、その場合はすぐに病院に行くまたは救急車を呼びましょう。

水を飲む

出来るだけそばの濃度を薄めましょう。

病院に行く

すぐに病院に行きましょう。状況により救急車を呼ぶことを躊躇せずに。

はじめは症状が軽くてもそばアレルギーは早い段階でどんどん重症化してきます。症状が軽くても病院に行くことが重要です。
そばアレルギーを持っている人は、万が一のために薬を持ち歩くようにしましょう。

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