肩こりと腰痛には関係があるの!?

肩こりと腰痛の多くは、日常生活での習慣や環境などが原因で発症しているといわれています。

体の横から見て首から腰までがS字状に背骨が形成されています。
この背骨のS字カーブを生理的弯曲といい、体の重みを効率よく支える構造と機能を果たしています。
腰はさまざまな動作をするたびにストレスを受け、それが積み重なると、腰椎がゆがみ変形し、腰痛を発症するといわれています。

また、上体の重みや動きを支えているのは背骨だけではなく、筋肉の働きも大きく影響しています。
姿勢を維持するためには、筋肉が背骨の前後からバランスよく支えていることが重要です。
しかし、運動不足や筋肉疲労などがおきると、筋肉の活動が鈍くなり、血行不良がおきて筋肉に疲労物質が停滞し、腰痛がおきてしまいます。

悪い姿勢は、首や肩、腰や背中などの同じ筋肉に負担を与えます。それにより、肩や腰の筋肉が血行不良をおこし、肩こりと腰痛が同時に生じることもあります。

また、悪い姿勢が原因となって、筋肉の疲労や骨格のゆがみが生じ、連鎖的に全身のバランスを狂わせてしまい、別の箇所に痛みや違和感が出ることもあります。
肩などの筋肉が緊張をおこすと、肩関節の動きを悪くさせていきます。その関節の不調がバランスして別の関節に影響が出て、腰に負担がかかってしまうこともあります。その逆も考えられます。

こうしたことから、姿勢が悪いことが原因で、肩こりと腰痛を同時に発症するケースは、よくあります。

おすすめの記事