喘息の予防と対策

喘息の治療は薬の服用に加えて、生活習慣や生活環境の改善も喘息対策に有効です。

喘息の原因となりうることを取り除いたり、予防・対策することで軽減できます。

喘息を改善できるなら、どんなことでも積極的に取り入れてみましょう!

喘息に効くツボ

喘息(ぜんそく)は昔から難治の病とされてきました。
医学がめまぐるしく進歩した現代においても、治りにくい病気であるといえます。

しかも、大気汚染の拡がりや現代社会にならではの多くのストレスなどの原因も増えています。

喘息 の発作が起こるメカニズムは、アレルギー反応によって気管支の筋肉が痙攣し、
粘膜からの分泌物が増加して、気管が狭くなってしまうことで、
ゼイゼイ、ヒュウヒュウという呼吸困難の発作を起こしてしまいます。

アレルギー反応を起こす原因となるアレルゲンは、家の中のホコリや草木の花粉、
動物の毛、食べ物では蕎麦、コンニャク、牛乳など様々で、個人差があります。
この他にも、気象状況や精神状態なども深く関係してきます。

以前は、喘息といえば子供や老人の病気というイメージがありますが、
現在ではあらゆる年代に見られるようになってきています。
さらには成人になると治りにくい心因性喘息にかかるケースが増えているのです。

アレルギーの原因となるものを避けつつ規則正しい生活をすることと、
できるだけストレスを溜めないようにすることが重要だといえるでしょう。

そして、喘息によく効く「治喘」と「咳喘点」の2つのツボを刺激することは有効です。
この2つのツボは、ぜんそくによく効くとされています。
発作が起こったときはもちろんのこと、普段から刺激していることで、
発作の予防と治療にもなりますので、根気よく定期的に刺激するとよいでしょう。

喘息(ぜんそく)に効くツボ

治喘(じぜん)と咳喘点(かくぜんてん)
治喘は、首の付け根。首を曲げたとき、襟足に大きく隆起するのが第七頸椎。
この第七頸椎と第一胸椎の間にあるツボが「大椎」で、
治喘はこの「大椎」より左右5mm程離れた場所にあります。
そして咳喘点は、手のひらの人差し指と中指の付け根の間、やや下です。

刺激法

治喘と咳喘点を爪で強くつねる、もしくは、ヘアピンやツマ楊枝(1本)で赤くなるまで刺激します。
その後、温かい刺激を与えます。
灸が一番のオススメです。

また治喘は、子供が喘息の発作を起こしたときに、
なでてあげるだけでも効果がありますので、是非とも覚えておくとよいでしょう。

喘息に効果的な体操

階段や坂など、普段の生活の中で息切れを起こしやすいと場所がありますが、
普段なんともなかったとしても、調子の悪い日などは息切れで困ったという事があるはずです。

ストレッチ体操が息苦しさを和らげる

呼吸を行う呼吸筋が不健全な状態にあると息苦しさを感じてしまいます。
呼吸筋が不健全だと脳との情報の伝達がうまく行われず、呼吸困難を起こすのです。

呼吸筋のストレッチの重要な点は呼吸筋から脳への情報を強める働きがあり、
息苦しさを和らげる効果があるとされています。

喘息改善の体操1

毎日10分程度でOK。継続が重要です。
基本は鼻から息を吸い、口で息をゆっくり吐きます。
息をゆっくり吐くときには口をすぼめて吐きましょう。
リラックスして肩の力をぬきます。

肩回し→前5回 後ろ5回
肩の筋肉をほぐし呼吸筋をリラックスします。

喘息改善の体操2

両手で胸を軽く押さえながら、鼻からゆっくり呼吸。
その際、手を呼吸に合わせて押しましょう。
ゆっくりと 息を吐きます。

※細く長く息を吐くことで、深い呼吸で呼吸を整えることが出来き、
軽い小発作での息切れの、息を整えることが可能です。
この体操を普段から、くりかえしていることで、発作の時に慌てることなく、
息切れが、少し改善されるはずです。

喘息改善の体操3

オヘソの両側を両手で軽くおさえながら、息を鼻からゆっくりと吸います。
次に息を吐くのは口すぼめながら、ゆっくりと長く吐きます。
その際、手を呼吸に合わせてゆっくりと息を吐きましょう。
※ヘソとお腹に意識を集中させていくことで、腹式呼吸は上手にできます。

お腹に手をあてなくても、鼻から息をゆっくりと吸い口を軽くあけながら、
息を吐きお腹に意識をもっていけば 呼吸が整うはずです。
ぜひ、毎日の腹式呼吸を継続させてみてください。

息苦しさはなぜ起こる

肺気腫、慢性気管支炎や気管支喘息など慢性の呼吸器疾患の人ばかりでなく、
多くの方々が呼吸困難感、つまり息苦しさを感じています。

この息苦しさがどうして起きるのか?
ある説では、
呼吸筋は脳からの指令によって活動し息を吸ったり、吐いたりしています。
健全な状態にある呼吸筋は、脳の指令を的確に受け止め、
また的確な情報を脳に送り返します。

息を吸うときには吸うときに必要な筋肉(呼吸筋)が働き、
同時に吸っているという情報が送り返され、
反対に吐くときには、吐くときに必要な筋肉(呼吸筋)が働き、
同時に吐いているという情報が送り返されます。

しかし、この呼吸筋が不健全な状態にあるとしたならば、
脳の指令を的確に受け止めることができず、
息を吸っているのにもかかわらず、息を「吐いている」という情報が脳に送り返されてしまったり、
反対に息を吐いているのに「吸っている」という情報が送られてしまったりします。
呼吸困難感、すなわち息苦しさというのは、
この脳と呼吸筋がミスマッチしているときに起こると考えられています。

喘息など慢性の呼吸器疾患にストレッチ体操は必要?

慢性の呼吸器疾患の人にとって現在の体の機能を維持、
あるいは増進を図っていくことは健康的な生活を送っていくうえで、極めて重要なこと。

慢性呼吸器疾患のいちばんつらい症状である『息苦しさ』が続いてしまうと、
食欲の低下をはじめとして、
生活に対してのあらゆる『やる気』が無くなってしまうことが考えられます。
このような状態が長く続けばさらに症状が悪化することもありえます。

呼吸筋のストレッチ体操は、息苦しさをやわらげるのに十分期待できる運動です。
また、薬や器具に頼ることなく自分の力で体を動かし、
息苦しさを軽減させることで、
不安を取り除けることもストレッチ体操のポイントということができるでしょう。

広い場所も必要とせず、誰にでも簡単にできる呼吸筋のストレッチ体操は、
より健康的に生活を送るために、欠かすことのできない運動といえます。
まずは医師に相談してみましょう。

喘息を改善するために最適な室内環境

新築を建てるなら

マイホームを建てるにあたり、できるかぎり健康に過ごせる住まい環境をつくるためには、
やはり風通しなどの空気の流れや内装材などにも気を配りましょう。

風通しは、人間の健康にも住まいそのものにも大切なものとされています。
ただ風通しをよくすることで、室内の空気の流れが取れるようになったからといって、
すぐに喘息が治ったり、アレルギーがなくなったりするわけではありません。
風通しは、あくまでも、湿気や汚れた空気をうまく家の外に排出し、
気持ちよく住むことのできる空間をつくるための手段と考えましょう。

風通しが十分に取れない場合は、換気扇や内装材、電化製品などで対策しましょう。

最近は、エコの視点からも、風通しを大切にするハウスメーカーが増えてきています。
エアコンに頼ることなく、自然の風の力をうまく利用することで
快適に過ごすことができれば何よりではないでしょか?

まず重要なポイントとなるのが窓の配置です。洋間にも欄間を設けて風通しを良くしたり、
1階から2階への床へ空気が流れるようにするなど工夫しましょ。

風通しの注意点

風通しについて、注意したい点もあります。
窓を開けて風を通すことが、逆に住まいの空気環境を悪くしてしまう場合も少なくありません。
交通量が極めて多い道路に窓が面していたり、
近隣に工場があったりする場合は、排気やほこりが気になるでしょう。

また、里山や公園などの自然に恵まれていたとしても、
花粉の季節には窓を開けづらくなってしまいます。
さらには、隣家のペットの臭いや抜け毛なども気になるものです。

家族に喘息やアレルギー症の方がいたとして、
住居に新鮮な空気を取り入れたほうがよいとわかっていても、
窓を開けることができない、開けないほうがよいという環境も少なくありません。

その場合、空調換気扇を導入すれば、汚れた室内空気の排気を行うだけでなく、
フィルターを通してチリやホコリ・花粉などを除去した新鮮な外気の給気も同時に行い、
さらに、熱交換器の働きにより外気を室温に近づけて取り入れるため、
冷暖房の熱ロスも少なく、常時換気ができます。

風を通すことができない場合

窓を開けて風を通すことができない場合は、どうすればよいのでしょう?
その場合、まず空調換気扇に頼るのが有効でしょう。

簡易的な換気扇の場合は、フィルターがないので不可。
その場合は、空気を取り入れる吸気口に市販のフィルターを取りつけることで、
適時メンテナンスをし、少しでもきれいな空気を取り入れる努力をしましょう。

また、空気清浄機も、花粉やシックハウスなどの対策ができる高性能のものが、
最近はどんどん発売されています。これらも活用するとよいでしょう。

そして内装材ですが、湿気を取り、空気を浄化させるクロスやタイルなどが発売されています。
病気が治るというところまでは期待できませんが、
少しでも環境を良くし、気持ちよく暮らせる住空間をつくる努力をしましょう。

最後に、間取りなどの考慮し、空気の流れや内装材にさまざま気を使っても、
掃除をすることを忘れていては意味がありません。
毎日の掃除がとても重要です。

加湿器で喘息予防

喘息予防と室内環境

喘息を悪化させる環境を整備することは重要。
喘息にとっての大きな環境要因であるのが室内です。
室内の喘息原因をとり除くための加湿器やエアコン、空気清浄器を使う時は
次の事項に気を付けましょう。

加湿器、除湿機の使用について

喘息に最適な室内湿度は40~50%で維持するのが望ましいとされています。
加湿器を使うにあたって一番重要なことは、加湿器をよく掃除するということです。
加湿器を掃除しないでいると、加湿器自体がカビや雑菌の繁殖場所になってしまい、
喘息にはむしろ有害な存在になってしまいます。
湿度が上昇することで、ダニの分布密度を高めることになりますので、
使用の際には適切に使うことを心がけましょう。

エアコンは、室内の花粉やカビ、雑菌の分布密度を低めますので、
鋭敏な喘息患者には有益であることが一般的にも知られています。
ただ、エアコン内のフィルターに、濾過された濃い菌が繁殖することが多々ありますので、
これも加湿器同様、よく掃除することが重要です。

空気清浄器は販売されている種類も多く、適切に使うことで喘息に対しては有益ですが、
やはり定期的にフィルターを交換しなければなりません。

機械の持つ働きというのは、喘息を治療することではありません。
喘息をコントロールするにあたって環境をコントロールすることが大切。

喘息悪化を間接的に予防するものと言えるでしょう。
喘息対策用に效果的に使うためには、それに合った使用法を採用し、
必ずきれいに掃除することが望まれます。

空気清浄機で喘息予防

空気清浄機は、空気中に浮遊し、目に見えない不快な臭い成分や有害な粒子などを
取り除きたいときに使用します。

空気中の臭いや粒子

浮遊しているもの‐塵、ほこり、カビ、雑菌、ウイルス、花粉など
舞い上がるもの‐塵やほこり、ダニの死骸や糞、動物のフケといったもの
臭いの成分‐カビ臭、生ごみ臭、トイレ臭、玄関臭、料理臭、排水口臭、
ペット臭、壁紙などの接着剤臭、タバコ臭などなど

空気清浄機のしくみ

ファンで強制的に空気を送り、集塵フィルタ、脱臭フィルタで空気の汚れや臭いを取ります。
最近ではこれに加え、塵やほこりを帯電させたり、
イオン化させて電気的にとりのぞく機能を持つものも登場し、
さらなる能力の向上が見られます。
アレルギー物質を取り除いて喘息の対策とすることに関し、
空気清浄機は期待してもよいでしょう。

空気清浄機の能力

空気清浄機の役割としてアレルゲン物質を除去することは、非常に大きな割合を占めます。

アレルギーや喘息で悩む方々が以前より増えて、
その需要が高まっていることと、症状の特性として、
たとえ微細なアレルゲンの塵であってもそれを吸入してしまうことにより、
発症してしまうため、より高性能な除去能力が要求されています。

空気清浄機が除去できるアレルゲン物質として、ダニ、カビ、花粉などがあり、
帯電させる能力などを有効に活用し、集塵除去効果の高いものが登場しています。

空気清浄機で除去できるアレルゲン物質

● 生物系アレル物質
ヤケヒョウヒダニ(フン・死骸)、コナヒョウヒダニ(フン・死骸)、ワモンゴキブリ(フン)
チャバネゴキブリ(フン)、ノミ(フン)、イヌ上皮(フケ)、ネコ上皮(フケ)、
ハムスター上皮(フケ)

● カビ菌系アレル物質
ススカビ、コウジカビ、カワキコウジカビ、クロカビ、アカカビ、アオカビ

● 花粉系アレル物質
スギ花粉、ハンノキ花粉、シラカンバ花粉、ヒノキ花粉、エンピツビャクシン花粉、
ヨモギ花粉、ラクウショウ花粉、カモガヤ花粉、ブタクサ花粉、ハルガヤ花粉、
オオアワガエリ花粉、オオバコ花粉、ブナ花粉

また、アレルゲン同様に有害な化学成分を除去します。
●ホルムアルデヒド
●ディーゼル粉塵(DEP)
●排ガス系‐NOx、テトラクロロエチレン、ベンゼン、トリクロロエチレン、
ジクロロエタン、ジクロロメタン、クロロホルム
●VOC系‐iso-ブタノール、ヘキサン、スチレン、ノナン、トリメチルベンゼン、
キシレン、ナフタリン、エチルベンゼン、トルエン、酢酸エチル

細菌、カビ、ウイルスなどを最近の空気清浄機では稼動後わずか5分で85%、
15分後には99.9%を除去する能力を持っています。

ペット臭、体臭、生ごみ臭といた不快臭成分についても、
空気清浄機を使用することで、60分で90%、90分後にはほぼゼロにまで除去してくれます。

空気清浄機の使用について

現在の空気清浄機にこれほどまでの能力があるのであれば、
実際に家庭で使用するとなると環境や使用方法も様々なために効果に差が生じます。
空気清浄機を使用したからといって喘息の発作がなくなるとはいえません。

しかし、かなりの効果を感じている人は多くいますし、
喘息やアレルギーで苦しんでいる人が、
すぐれた機能を持つ空気清浄機を利用することは非常に有効であると言えます。

空気清浄機を購入したからといって、手を抜かず、
室内の空気はつねに新鮮であるように換気し、掃除をまめにしましょう。

フローリングは衛生的ですがほこりが舞いやすです。
じゅうたんはほこりが絡まるので汚れやすいですが、ほこりは舞い上がりにくい、
と一長一短があります。
両方の利点を認識しつつ、ともに掃除に気をつけまましょう。
また、掃除機の排気も注意しましょう。

アレルゲンを外から持ち込まないことも重要です。

空気清浄機の選び方・設置方法

部屋の大きさにあった能力を持ち、必要な機能を備えている製品を設置することを検討しましょう。
当然ながら機能がなければ役に立ちませんし、
能力不足だと、いつまでも除去しきれないこともあります。

エアコンと同様、空気の汚れ具合を自動感知して風量を自動調整してくれるような、
十分な能力のあるものを選びましょう。

アレルゲン物質は、床から30センチくらいのところを漂うことが多いとされています。
空気清浄機の吸い込み口もその高さにあわせると効果が高くなります。

空気が室内をうまく循環して清浄効果が高まるであろう場所に
設置することも大切。
フィルターの交換、帯電装置の清掃などなど、性
能が落ちないようにきちんとメンテナンスすることも重要です。

これらのことに注意して使用することで、喘息症状が改善する可能性は高いと思われます。

喘息の治療をする上で大切なことは、起こった発作をいかにすばやく抑えるかではなく、
いかに長期間にわたって発作を起こさないようにコントロールするか。

いつまでも発作を繰り返していては、たとえすぐに薬などでおさめることが出来たとしても、
体質的に喘息を克服するのは難しいでしょう。

周囲のアレルゲンを極力減らし、発作が起こらないようできるだけの対策を講じつつ、
気管支の炎症を鎮め、本来の強い体を作るのが理想といえます。

複数の会社からいろいろ工夫を凝らした製品が開発、発売されていますから、
よく調べて、自宅に最適なものを選び、上手に活用しましょう。

喘息と運動の関係

近年、喘息に対して、優れた効果の薬が多く出回り、
喘息をコントロールすることに対しての技術は格段な進歩を遂げています。

喘息をうまくコントロールできていれば、運動するにに当たっての制限は必要なく、
子供の場合も医師の診断の元、他の子供と同様に体育の授業も受けることが出来るでしょう。
ただし、条件があることを覚えておく必要があります。

運動誘発喘息

冬に外でする運動は注意が必要です。
喘息の人は程度の差こそあれ、運動をすることで、
発作が起こりやすいのが現状です。
運動して起こる発作を運動誘発喘息と呼びます。

発作は通常、運動を始めて数分で起きることが多く、
運動を中止し、30分ほどで回復しています。
しかし中には運動を中止しても回復できず、
重症の発作を引き起こしてしまうこともあるのです。

運動誘発喘息が起こりやすいのは、気管支が過敏になっているときとされており、
喘息のコントロールがうまく出来ていないときです。

逆に言えば、日々のコントロールがきちんと出来ていれば、
運動誘発喘息を特別視する必要はありません。

ただし運動の種類や持続時間・気温と湿度によっても
状況は変化しますから、以下のことを覚えておいて損はありません。

  • 激しい運動、また持続が長いほど起きやすい
  • 逆に徐々に強度が上がる運動は起きにくい
  • 休憩時間を入れると起こりにくくなる
  • 気管支が乾燥したり、冷えたりすると起きやすい

運動誘発喘息を起こしやすいスポーツ
・マラソン
・サッカー
・ラグビー
など冬に外で走るスポーツ。

運動誘発喘息を起こしにくいスポーツ
・水泳
・剣道など夏または室内で行うスポーツ。
それに瞬間的な運動です。

運動誘発喘息の予防策

現状の喘息コントロールをきちんとするのが一番です。
コントロールさえきちんとできていれば、
オリンピック級の運動でも発作が出ないようにもなりえます。

ハードなスポーツの世界の方々も、きちんと喘息のコントロールをすることで、
普通の健康な方以上にすばらしい、身体的パフォーマンスを発揮することができます。

運動誘発喘息の予防薬としては特別なものはありません。
通常の喘息の治療薬を使うことになります。
定期的に使うものとしては吸入ステロイド・抗ロイコトリエン薬です。

また普段はほとんど発作がなく、運動したときに限って発作が出るような場合は、
定期的に薬を使う必要はないといえるでしょう。

そのような場合は、運動前に気管支拡張薬や抗アレルギー薬を
吸入することで発作を予防するという方法があります。

薬を使うということ以外には、予防の方法として、

  • ウオーミングアップは充分にする。
  • 運動中の呼吸は、鼻呼吸する。
  • 寒いときは、室内の運動にきりかえる。
  • 休憩をいつもよりしっかり取る。

などがあります。

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