カリウムのはたらき
カリウムには、ナトリウムとのバランスにより細胞を正常に保ったり、血圧を調整したりする働きがあります。
主に食塩から摂取するナトリウムは、とり過ぎると高血圧の一因になりますが、
その一方でカリウムは血圧を下げる働きがあります。
カリウムは、野菜や果実などの様々な食品に含まれていますが、水に流出するので調理で失われやすい栄養素です。
また、体の中のカリウムは、食塩やアルコールの摂取によって排せつ量が増えることも知られています。
特に、ナトリウムの含有量が多い塩辛いものを食べることが多い人、また高血圧を気にしている人は、積極的にとりたいミネラルです。
ただし、腎機能が低下している人などではとり過ぎに注意が必要です。
一般の健康な人では、ナトリウムとカリウムの摂取比は2対1が適正であるといわれています。
カリウムが豊富に含まれる食材
乾燥したあんず・プルーン、バナナ、ほうれん草、さつまいも、大豆、肉、魚など
カリウムの摂取方法・摂取量
カリウムを特に多く含む食品は、新鮮な野菜や果物です。
カリウムは調理によって失われやすい栄養素です。煮ることによる損失は約30%といわれています。
煮るときはかたくり粉で具を煮汁にからめるなどして、煮汁まで利用できるように調理法を工夫しましょう。
成人男性所要量:2000mg
成人女性所要量:2000mg
カリウムのおススメサプリメント
ナトリウムとカリウムの摂取比は2対1以下が適性とされています。
塩辛い食事を好む方や医師の診断でカリウムが必要とされる人はサプリメントを活用しましょう。