内臓脂肪を減らすサプリメント・皮下脂肪を減らす漢方

内臓脂肪を減らすサプリメント

内臓脂肪を減らすためには適度な運動を行い脂肪燃焼させることと、
食事を正しくコントロールすることが基本。

さらにより効果的に内臓脂肪を減らすためにサプリメントを活用するのもいいでしょう。

内臓脂肪に効果的なダイエットサプリメントは、大豆レシチンやキトサン、
L-カルチニン、ニンニク、香酢末、ギムネマなどさまざま。
これらのサプリメントには油の吸収を防ぐ作用、脂肪を分解する作用、
脂肪を排除する作用などがあるものです。
内臓脂肪を落とすには、食生活の改善、運動とあわせてダイエットサプリメントを併用することも、
効率的に内臓脂肪を落とす方法です。

内臓脂肪燃焼に効果的な成分

ダイエットサプリにもいろいろ種類はあります。
そのタイプを大別するとだいたい以下の種類に分けられます。

  • 脂肪燃焼系
  • カロリーカット系
  • 食欲抑制系
  • 便通をよくするタイプ
  • 総合栄養タイプ

また複合型のサプリもあります。

キトサン

カニやエビの殻、昆虫の表皮、イカなどの骨格、きのこなどの細
胞壁に含まれる動物性の食物繊維であるキチンという物質から処理・抽出したもの。
体にたまっている肝臓が処理しきれない不要物質を排出する働きがあります。

L-カルチニン

L-カルニチンは、肝臓で合成されるアミノ酸の一種。
体内の脂肪や糖をエネルギーとして燃焼させる際に、燃焼を促進させる効果があります。
有酸素運動などと組み合わせて使うことで、そのダイエット効果が効率よく発揮されます。

αリポ酸

人間の体内や細胞などにも存在し、ビタミンによく似た働きをする成分の一種。
細胞内でのエネルギーの生成に必要な補酵素としての役割があり、
体内で糖質の分解や代謝を助け、エネルギーの生成を促進し、
血糖値の上昇を抑制するため、ダイエットにも効果があります。

大豆ペプチド

大豆ペプチドとは、大豆たんぱく質を酵素で分解して
低分子化(オリゴペプチド)したことで生じるアミノ酸が数個つながった状態の物質。
身体の基礎代謝を増加させ、体脂肪の燃焼を促進する作用があります。

ギムネマ

ギムネマはインド中南部原産のガガイモ科に属する植物。
ギムネマに含まれるギムネマ酸は甘味の感覚を阻害して
食欲を抑制する作用があります。
またギムネマと一緒に摂取された食べ物の糖分は
小腸での吸収が阻害されることでカロリー摂取が抑制される働きがあります。

BCAA

ロイシン・イソロイシン・バリンの3種類のアミノ酸の総称。
BCAAは筋肉の材料となるたんぱく質の主成分であるということです。
BCAAは筋肉たんぱく質の約35%を占めるといわれ、筋トレやスポーツによる筋肉作り、
疲労回復に欠かせないアミノ酸です。
筋肉の材料となり、トレーニングによって起こる筋肉の損傷を抑えるます。
結果、筋肉がつき、基礎代謝が上がることになります。

カプサイシン

カプサイシンは唐辛子に含まれている辛味成分。
この成分は、アドレナリンの分泌を活発化させ、発汗作用を促すことによって、
ダイエット効果や美肌効果が期待できます。

ビタミンB群

ビタミンB1、B2、B6、B12などをまとめてビタミンB群と呼びます。
摂取した脂質や糖質が、エネルギーとして燃えるのを促進して、
脂肪として蓄えられるのをを妨げてくれます。

食物繊維

食物繊維は野菜に多く含まれています。
食物繊維は体内に吸収されず、エネルギー量のほとんどありませんが、
便通をよくしたりコレステロールの低下や大腸がんの予防、
体内の有害物質を排出したりとさまざまな働きがあり、
胃に中に入ると水分を吸収し膨らむので、空腹感を抑える作用もあります。
また体内に取り入れることによりゲル状になり
炭水化物や消化酵素をも包み込んでしまいます。
消化酵素を包み込んでしまうということは、
炭水化物が脂肪の元となるブドウ糖になりにくくなり、カロリーをカットする効果があります。

コエンザイムQ10

コエンザイムQ10はからだのあらゆる細胞に存在する補酵素。
細胞を活性酸素による酸化から強力に守り、
若々しいカラダを維持し老化から守る働きを持っています。
またカロリーの燃焼速度が増加することが分かっています。

ポリフェノール

緑色植物が光合成によってできた色素や苦味成分のことで多くの種類があります。
カテキン、アントシアニン、イソフラボン、フラボノール、フラバノンなどが主な種類です。
食事中に摂取すると中性脂肪の上昇が抑えられる効果があるポリフェノールもあります。
また、脂肪を体外へ排出してくれる効果もあり、
摂取することによって便中の脂肪排泄量が増加します。

 

皮下脂肪を落とす漢方

漢方で皮下脂肪を落とすことができます。
皮下脂肪を落とす漢方にはどのようなものがあるでしょうか?
はたして漢方でどの程度、皮下脂肪を減らせるでしょうか?

漢方薬の皮下脂肪を落とす効果

漢方薬で皮下脂肪を落とすことは可能ですが、
漢方だけで皮下脂肪を落とす効果を期待してしまうのは早急です。
食生活の改善や運動を基本に漢方をうまく取り入れるのがよいでしょう。

漢方薬の成分は、期待する効果によってさまざま、
また歴史も古く、科学的にも実証されている部分の多いです。
漢方は、自然の植物を合理的に使用するという発想に基づいていますので、
副作用も少ないですが、
逆効果になる場合もありますので使用には充分注意しましょう。

漢方薬で皮下脂肪を落とすというのは、基本的には便通を促し、
体内の不用物質を効果的に廃除し、新陳代謝を活発化させ、
脂肪を燃焼させようとします。

漢方薬で皮下脂肪を落とそうとした場合、女性の方が効果が出やすいという結果も出ています。
特に便通に不調が多い女性により効果が出やすいようです。
ただし下痢がひどくなったり、体調がすぐれないようであれば、様子をみましょう。

男性でも便通の少ない人には、皮下脂肪燃焼など効果はあるでしょう。

漢方薬局なら、専門家に前もって相談してから購入できます。
通常の薬局で自分の判断で購入する場合は十分知識を深めてから購入する方がよいでしょう。

タイプ別漢方

生活が不規則になりがち お腹を中心に全体的に太っている人

イライラしがち、情緒が不安定、夜、寝付きが悪いことがある、
生理前に胸が張ることがある、生理前にイライラが強くなる、
自律神経失調症や更年期障害かもしれないと思うこともあるなどの症状がある方。
生活のリズムが不規則だったり、仕事が忙しい、生活環境に悩みがあるなど、
何らかのストレスを抱えている人に多く見られるタイプ。

体が張ったり膨らんだように太ったり、むくみが起きたり、
また、精神的にムラがあるのもこのタイプの特徴。
過激なダイエットで食べることを我慢することがストレスとなって、
余計に気の流れを悪くしてしまうという悪循環を起こしてしまいます。
拒食、過食で体重の増減が激しいことも特徴です。

こんなタイプの人におすすめの生薬は柴胡(さいこ)で
気を巡らせてストレスを発散させる働きがあります。

柴胡(さいこ)が含まれる漢方は逍遥丸(しょうようがん)
自律神経やホルモンバランスを整えて、イライラを鎮めてくれる。生理不順にも効果アリ。
月経前緊張症候群(月経前にイライラ、怒りっぽい、頭痛、肩こり、
乳房が張って痛いなど)月経不順、不妊症、更年期障害、自律神経失調症など。
成分:薄荷・柴胡・白芍・当帰・白朮・茯苓・甘草・生姜

体重が多く体脂肪率も高い 全体的に太っている人

汗かき、口臭が強い、体臭が気になる、赤いにきびが出る、
暑いのが絶えられない、興奮しやすいなどの症状がある方。
冷たいもの、油っこいもの、甘いものが大好きなタイプ。
冷たいものを欲しがったり、食欲が熱により興奮しやすくなり、ニセの食欲となります。
基礎代謝が低いので、体内に余分な水分が溜まりやすく、ますます湿熱を助長します。
お酒や甘いものを我慢しても、湿が溜まりやすくなっているので、さらに太りやすくなっています。

こんなタイプの人におすすめの生薬はおうごんで
胃と皮膚の熱をとり、スッキリさせる働きがあります。
おうごんが含まれる漢方は瀉火利湿顆粒(しゃかりしつかりゅう)など。

食事の量を減らしても効果がない 背中や腕などの上半身を中心に太い

肩こり、頭痛が絶えない、肌がくすむ、シミ、ソバカスが気になる、
傷跡やあざが残りやすい、生理痛が強い、子宮筋腫や内膜症になりやすいなどの症状がある方。
コレステロールや中性脂肪などの血中脂肪が多く、
それが原因で見ため以上に体重が多くなっています。
冷えやすくなったり、ホルモンバランスをみだすことにもつながります。

女性ホルモンは脂肪代謝に影響をもちますから、
ホルモンバランスの乱れによって太りやすい体質になってしまいます。
若い頃の体質を改善しないまま、30代になって太り出すということもあります。
血中脂肪の高いこのタイプは、高血圧や高脂血症などの生活習慣病につながったり
婦人科トラブルを抱えることも多いのです。

こんなタイプの人におすすめの生薬は丹参(たんじん)で
血液をサラサラにする効果があり、血を体の隅々までスムーズに流してくれます。

丹参(たんじん)が含まれる漢方は冠元顆粒(かんげんかりゅう)
頭痛、頭重、肩こり、めまい、動悸など、血行不良による諸症状の改善に適用されます。
血をキレイにして流れを良くするために作られた漢方薬。
成分:丹参、川キュウ、芍薬、紅花、木香、香附子

体重の割に体脂肪が多い 上半身は痩せているのに下半身が太っている人

疲れやすい、集中力が持続しない、風邪を引きやすい、
朝、寝起きが悪い、食後に眠くなる、疲れた時に足がむくみがち、
胃腸が弱いなどの症状がある方。

ダイエット願望が強く、あまり食べない人に多く見られるタイプ。
食べないので、疲れやすく、体力も気力も筋力もつきません。
筋力不足のため根本的な新陳代謝が低下し、体脂肪がなかなか燃焼できず、
摂取したカロリーがそのまま体脂肪となってしまうため、
あまり食べなくても太りやすい体質になっているのです。

おしりが下がって、下腹が出てしまうのも筋力がないせい。
締りがなく、体のラインを支えられなくなっているのです。
このタイプは、脂肪が霜降り状についてしまいますから、
年齢を重ねるにつれたるみが目立つようになってしまいます。

こんなタイプの人におすすめの生薬やハーブは党帰(とうじん)で
消化機能低下を改善。胃下垂状態の改善や疲労回復などに効果的。

党帰(とうじん)が含まれる漢方は補中益気丸(ほちゅうえっきがん)
胃腸の弱い方や元気のない方は気を補い土台を作ります。
胃腸の働きを整えてくれる。体に元気を与えてくれる働きも。
虚弱体質、腺病質、貧血、夏痩せ、胃弱、病中病後の体力回復、
痔疾、脱肛、胃腸機能が減退し、疲労倦怠感のあるもの、
あるいは頭痛、悪寒、発汗を伴う方の、エネルギーを補い土台を作ります。

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