ミネラルの効果・摂取量・食材・サプリメント

ミネラルのはたらき

ミネラルは、からだの機能の維持や調節には欠かせない微量栄養素です。
その働きにより大きく4つにまとめられます。

骨格を形成する(カルシウム、リン、マグネシウム、マンガンなど)
体液の酸度や浸透圧を調節する(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、マグネシウムなど)
酸素の補助因子やホルモンの成分になる(マグネシウム、鉄、銅、ヨウ素、マンガン、コバルト、亜鉛、クロムなど)
神経や筋肉などの機能を維持する(カルシウム、ナトリウム、カリウムなど)

ミネラルの1日所要量

カルシウム 成人男性700mg、成人女性600mg、上限は2,500mg
鉄 成人男性10mg、成人女性12mg、上限は40mg
リン 成人700mg、上限は4,000mg
マグネシウム 成人男性310mg、成人女性250mg、上限は700mg
カリウム 成人2,000mg、上限はありません
銅 成人男性1.8mg、成人女性1.6mg、上限は9mg
ヨウ素 成人150マイクログラム、上限3mg
マンガン 成人男性4.0mg、成人女性3.0mg、上限10mg
セレン 成人男性60マイクログラム、成人女性45マイクログラム、上限250マイクログラム
亜鉛 成人男性11mg、成人女性9mg、上限30mg
クロム 成人男性35マイクログラム、成人女性30マイクログラム、上限250マイクログラム
モリブデン 成人男性30マイクログラム、成人女性25マイクログラム、上限250マイクログラム

不足が心配されるミネラルは、効率よく摂取したいものです。カルシウムはビタミンDといっしょに、鉄はビタミンCといっしょにとると、吸収率がアップします。
カリウムは、肉食中心の欧米型の食事より、魚や大豆製品を主にした日本型のほうが摂りやすいでしょう。
からだに必要なミネラルは食事の改善で充分に摂れます。なるべく精製・加工度の少ない食品を利用して、ミネラルバランスを保ちましょう。

ミネラルが豊富に含まれる食材

昆布、豚レバー、モロヘイヤ、大豆、アーモンドなど

ミネラルの摂取方法・摂取量

ビタミンと違いミネラルは、有効な働きをする量と毒性のあらわれる量の幅が狭い傾向にあります。
摂り過ぎれば過剰症を起こしますので注意が必要です。

成人男性所要量:目安量は定められていません。製品の表示をお確かめください。
成人女性所要量:目安量は定められていません。製品の表示をお確かめください。

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