メタボの基準
目安として
・男性……腹囲85cm以上
・女性……腹囲90cm以上
の方は要注意です。
腹囲(おへその周り)の位置
「ウエスト」とは、測る位置が異なります。ウエストよりも数センチ下の位置になります。
力を入れて引っ込めたりせず、自然な状態で!
また、「血中中性脂肪」「血圧」「血糖値」の3つのうち、2つ以上の値が以下の数値を示している場合は注意しましょう。
脂質 中性脂肪値が150mg/dl以上、もしくはHDLコレステロール値が40mg/dl未満、またはその両方に当てはまる場合
血圧 収縮期血圧が130mmHg以上か、拡張期血圧が85mmHg以上またはその両方に当てはまる場合
血糖値 空腹時血糖値が110mg/dl以上の場合
内臓脂肪のレベル計測
メタボ改善に内臓脂肪の量は気になるもの。
そこで内臓脂肪の量が自宅で計測できれば、
メタボ対策でしている運動や食事改善の効果がある程度、目に見えて
ますますやる気が増すでしょう!
例えばオムロン体重体組成計「カラダスキャン」。これは、内臓脂肪レベルや筋肉率、体脂肪率などをチェックできる計測器です。
内臓脂肪レベルは、内臓脂肪面積を30段階にレベル化したもので、レベル値が高いほど、内臓脂肪面積が大きい、ということになります。
内臓脂肪レベル1~9までが標準、内臓脂肪レベル10~14までがやや高い、レベル15以上だと高いという診断になります。内臓脂肪レベルをチェックし、10を超えた時は要注意です。
内臓脂肪レベルが10を超えると、メタボの可能性が高いと判定されます。
これなら病院で検査しなくてもある程度、自分のメタボ状態を把握できそうです。
自分の内臓脂肪が気になっている人は、内臓脂肪レベルをチェックしましょう。
メタボの検査内容
あなたがメタボかどうか病院で検査することができます。
重い病気になる前に早めに対応しましょう。
病院で行う検査
問診 自覚症状、既往症(過去にかかった病気)、家族歴、生活習慣、現在服用中の薬などについて医師から質問されます。
身体測定 身長、体重などの測定
血液検査 血糖値、中性脂肪、HDLコレステロールなどの測定
CT検査 X線により腹部の断面図を撮影し、蓄積された内臓脂肪の面積の測定
血圧測定 収縮期血圧および拡張期血圧の測定
メタボが引き起こす病気
メタボが発展して引きこす病気は怖い病気ばかりです。
すぐに発病するわけではありませんが、甘く考えず、粘り強く予防しましょう。
まずメタボの状態が続くと高血圧、高血糖、高脂血症などの病気が発症する可能性があります。
「高血圧」の状態が続くと脳卒中や動脈瘤、腎不全などの病気に発展する場合があります。
「高血糖」は、血液中の糖度が高い状態で、血糖値が高いと糖尿病になる可能性が高く、また、糖尿病から合併症として、白内障や脳梗塞、狭心症などを併発しまうこともあります。
「高脂血症」は、血液中の脂質が高い状態で、血液に脂が溜まるということですので、血液の流れを悪くしてしまう、いわゆるドロドロ血液になります。
そうすると、動脈硬化症に発展し、そこから、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすことがあります。また、膵炎を併発してしまうこともあります。
これらの病気はメタボによって引き起こされますので十分注意しましょう!