キチンキトサンの効果・摂取量・食材・サプリメント

キチンキトサンのはたらき

キチンキトサンはキチン20%、キトサン80%からなる機能性多糖です。

このうち キチンは、人間の消化酵素では消化されない動物性の食物繊維で甲殻類の殻、昆虫の殻(外皮)に存在します。
たいへん強固な構造をしていますが化学変化によって薄い有機酸に溶ける性質を持つようになります。
これがキトサンで、体内で重要な働きを主としてします。

キチンキトサンにはマウスの実験により、ウイルスなどの異物を撃退するマクロファージの活性を活発にする作用が明らかになっています。
そのほか、ビフィズス菌の増殖を促して腸内環境をよくする、消化液の胆汁酸を排泄するなどの働きも認められています。

キトサンのダイエット効果

脂肪分の含まれる食べ物を摂取すると、体内では消化するために胆汁を出します。
胆汁にある胆汁酸やリン脂質は、食品中の脂肪と混じり合って小さな油滴となりますが、
この油滴はマイナスの電気を帯びているために、唯一プラス電気をもつキトサンが油を吸着して覆います。

キトサンが吸着した脂肪は、そのまま吸収されずに体外へ排出。
つまりキトサンが脂肪の吸収を妨げるので、ダイエットに効果があるのです。
またキトサンは食物繊維だから、ダイエット・美肌の大敵である便秘の解消にも効果的。

キトサンはコレステロール値にも効果的

キトサンはコレステロール値改善にも効果的。
キトサンは肝臓がコレステロールを利用して作る胆汁酸を吸着して排出します。
すると肝臓は、排出された分を補うためコレステロールを使って新たに胆汁酸を作ります。
こうして血液中のコレステロール値が下がってきます。

■細胞活性化、免疫力、自然治癒力増強作用 ■代謝促進、血糖上昇抑制作用
■コレステロール吸収抑制と調整作用 ■発ガン物質、放射性物質と重金属の除去作用
■癌移転阻止、抗癌抗腫瘍作用 ■尿酸代謝調節、通風予防改善作用
■貧血改善、腎機能改善作用 ■整腸消化促進、便秘改善作用
■血液浄化、抗血栓、血圧降下作用 ■抗カビ、抗菌、口臭防止作用
■肝機能増強作用 ■リウマチ、膠原病の改善作用 ■カルシウム吸収促進、骨粗鬆症改善
など様々な作用があります。

キチンキトサンが豊富に含まれる食材

えび、ソフトシェルのかに、干しえび、サクラエビ、きのこなど

キチンキトサンの摂取方法・摂取量

エビを殻のまま炒めたり油で揚げたりして丸ごと食べると、キチンキトサンが摂取できます。
カニの殻も、ふつう殻は捨ててしまいますが、脱皮したばかりのカニ(ソフトシェル)やサワガニなら甲羅がやわらかいので、そのまま調理して食べることができます。

そのほか干しエビ、サクラエビ、オキアミの塩辛、キノコ料理なども供給源になります。
特定保健用食品としてキチンキトサンを配合したビスケット、スナック菓子、かまぼこなど、栄養補助食品(サプリメント)として粉末、顆粒、錠剤、カプセルなどが市販されています。

成人男性所要量:目安量は定められていません。製品の表示をお確かめください。
成人女性所要量:目安量は定められていません。製品の表示をお確かめください。

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