圧痛とは、手で身体の表面を圧迫することで生じる痛みや不快症状のこと。
炎症のある付近は神経が過敏になっているので、すこし押さえるだけでも痛みを感じます。
内臓の病気があるとその周辺の皮膚に痛みを感じることが多いですが、
離れたところに痛みを感じることもあります。
圧痛を示す領域を圧痛点と呼び、
特定の部位に圧痛点が生じる疾病も存在するため診断要素の一つとなります。
痛みが発生する領域を圧痛領域と呼びます。
指圧や鍼灸でも軽く圧迫することで圧痛部位を見極め、その点を中心にして施術を行います。
痛みが発症する圧痛部位には大きく分けて二つあり「直接患部」「筋反射」に分かれます。
直接患部の場合はその筋肉が炎症反応を起こしたりしているケースが多く、
「筋反射」の場合は患部は全く別の部位にあり、関連痛や内臓反射によって筋肉に痛みが発症しているために、治療には注意が必要です。