リンのはたらき
体の中にあるミネラルの中で、カルシウムの次に多いミネラルです。
骨や歯をつくる主成分であるほか、筋肉、脳、神経などの様々な組織に含まれています。
リンは、現代の食生活では一般に不足することはなく、むしろとり過ぎが問題です。
カルシウムとリンのバランスが崩れると、食べ物に含まれていたカルシウムがうまく体に利用されません。
丈夫な骨をつくるためには、カルシウムとのバランスが大切です。カルシウムとリンの理想的なバランスは1:1といわれています。
しかし、日本人の平均摂取量では、カルシウムが成人に必要な量(約700mg)に達していないのに対し、リンはその約2倍とっているといわれていますので、できるだけ1:1に近づけることが大切です。
リンが過剰になる原因は、食品添加物として加工食品に含まれたり、清涼飲料水などの酸味の元として利用されたりするためです。
また、肉類には比較的多くのリンが含まれているのに、カルシウムは少ししか含まれていないので、肉食に偏った食事をしている人は、カルシウムとのバランスが悪く、リンをとり過ぎている可能性があります。
リンが豊富に含まれる食材
清涼飲料水、カップ麺、スナック菓子、鮭、鶏の胸肉、牛赤肉ミンチなど
リンの摂取方法・摂取量
コーラの飲みすぎやカップラーメンの食べすぎには注意しよう!
リンのサプリメントは不要です。
成人男性所要量:700mg (許容上限摂取量:4,000mg )
成人女性所要量:700mg