リコピンの効果・摂取量・食材・サプリメント

リコピンのはたらき
リコピンとは、トマトやスイカ、柿などに含まれる赤色色素。カロテノイドの一種。 リコピンには強い抗酸化作用があり、非常に注目されている成分です。

血液中の活性酸素が原因で起こる様々な病気、例えば動脈硬化などを抑制する働きがあると言われています。また前立腺ガンを始め、胃ガン、肺ガン、子宮ガンなどにも効果があるとされています。食品の中ではトマトにもっとも多く含まれています。

また皮膚に含まれるリコピンは肌を守る働きがあり、紫外線からのダメージによってできるシミやしわ、そして皮膚ガンの予防にも役立つと考えられています。

リコピンの抗酸化能力は、βカロチンの2倍、ビタミンEの100倍です。

抗酸化作用とは
酸化とは簡単に言ってしまうと物が錆びたり、くさったりすることをいいます。

人間の身体も酸化します。
人は酸素を取り入れてエネルギーをつくりますが、その過程で一部の酸素は化学変化を起こし活性酸素というものを発生させます。

活性酸素は体内に侵入してきた細菌などを排除する作用も持っていますが、過剰に活性酸素が発生した場合が問題となるのです。
添加物が含まれた食品、喫煙、大気汚染、紫外線、ストレスなどは、活性酸素を発生しやすいものとされています。
ですから現代の私たちの生活環境は過剰に活性酸素が発生しやすい状況と言えます。

この活性酸素が、人間の身体を酸化させ、動脈硬化などを引き起こし生活習慣病や老化を招きます。
その活性酸素を抑えることを抗酸化作用といいます。
本来人間はこの抗酸化作用を体内に持っていますが、年齢とともに減っていきます。

リコピンが豊富に含まれる食材
トマトなど

リコピンの摂取方法・摂取量
トマトに含まれるリコピンは、熟したトマトほど多く含まれます。リコピンは熱にも強いので、リコピンを効率よく摂るにはジュースやトマトピューレ、ホールトマトなど、完熟トマトの加工食品や料理を食べるのがオススメ。トマトが嫌いな方はリコピンのサプリメントで代用しましょう。

活性酸素が原因の視覚機能の低下にも、リコピンはルテインと相互作用で効果を発揮します。

成人男性所要量:目安量は定められていません。製品の表示をお確かめください。
成人女性所要量:目安量は定められていません。製品の表示をお確かめください。

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