早産の原因・兆候と予防

早産の時期

早産と言われる時期は妊娠22週から36週まで、つまり6ヶ月から9ヶ月の間
赤ちゃんが生まれてしまうこと。
7ヶ月を過ぎると子宮はちょっとしたことで収縮しやすくなりますから注意しましょう。

早く生まれてくる赤ちゃんは、どうしても2500g未満の小さな子になりがち。
ただ日本の医療体制は世界最高レベル、1000g以下の赤ちゃんでも
育つ可能性の高い時代ですから、早産を気にしすぎてストレスを
ため込まないようにしましょう。

下腹痛や出血は早産の疑いあり

1時間に何回も痛みがあり、だんだんお腹が張った感じが強くなるようなときは要注意。
早産の可能性があります。妊娠にお腹の痛みや不快感はつきものですが、
いつもと違う、横になってもおさまりそうもないというあなた自身の感じを大切にしましょう。

これに出血をともなうとトラブル度はアップ。できるだけ早く医師に連絡をとりましょう。

また、妊娠とは無関係のおなかの痛みもあります。
お腹に赤ちゃんがいるからといって、病気にならないという保証はありません。
右の下腹部が痛むうえ、吐いたり、熱があったりしたら盲腸が疑われます。
でも、妊娠中でも盲腸の手術はできるので大丈夫。病状を冷静に把握して、
医師に相談することが大切です。

このほか、お腹はちっとも痛くもないのに出血することもあります。
早産以外のトラブルも考えられますから、出血は見逃さず、
量の多少にかかわらず診察を受けるようにしましょう。

早産になりやすい人

  • 双子や三つ子の多胎妊娠の人
  • 前置胎盤や前置胎盤ぎみの人
  • 妊娠中毒症や糖尿病の人
  • 子宮頚管無力症の人
  • 子宮筋腫の人
  • 早産を経験している人
  • ストレスの多い生活をしている人

早産の兆候と対処のしかた

早産は、お腹の張りが強くなってきて、いわゆる陣痛と同じように
周期的な下腹部の痛みで始まります。

痛みの間隔が短くなってきたら、赤ちゃんが生まれる用意をはじめたしるし。
おりものに血が混じったり、破水したりすることもあります。
そんなときは、まず横になって安静に。

いつもの張りと違う、おかしいぞと思ったら、できるだけ早く病院へ。
早産しかかっていても、早く気づいて処置すれば、赤ちゃん誕生に待ったをかけることもできます。

早産にならないための予防

早産といっても症状はいろいろ。おなかの張り具合や子宮口の状態により、
自宅で安静から入院して点滴という場合まで医師の指示も変わります。

こうならないためには、長時間の立ちっぱなしや疲れすぎ、睡眠不足は禁物。
赤ちゃんが生まれる前にあれもこれもと、やっておきたいことはたくさんあるでしょう。
でも、疲れたり、お腹が張ったりしたら、一休みしましょう。

また、この時期のセックスは子宮を刺激して早産の引き金になることもあるので注意しましょう。

早産にならないために
  • お腹をぶつけたり、圧迫したりしない
  • 階段の上り下りはゆっくりと
  • セックスは清潔にソフトに
  • お腹が張ってきたらすぐ休む
  • 重いものを持たない
  • 過労や睡眠不足にならない
  • 乳首への刺激は避ける
  • 定期健診はサボらない
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