アロマオイル(精油)の使い方

上手に使えば、すばらしい効果をもたらしますが、使い方を誤ると危険をともなうことも。

■原液は肌につけないこと
精油は植物の成分が凝縮されているため、直接肌につけるには、刺激が強すぎます。肌に使う時は、キャリアオイルや水で薄めて(希釈)使います。
ただしラベンダーだけは原液のまま肌につけることが可能です。

■飲まないこと
独自の判断では、決して飲んではいけません。もし誤って飲んだときは、すぐに多量の水を飲んで尿として排泄できるように促し、病院にいきましょう。

■肌につけるときは薄めて
アロマオイル(精油)をマッサージやスキンケアに使う場合は、必ず薄めて使います。

顔用マッサージオイル
精油の希釈率は、成人の場合1%以下が原則。
5mlのキャリアオイルに対して精油1滴(0.05ml)

体用マッサージオイル
2%が目安です。敏感肌の人は、もっと薄めた方が安全です。

■肌につける前にパッチテストを
ブレンドしたマッサージオイルを使用する前には、腕の内側に適量を塗ってパッチテストを行います。24~48時間ほど放置し、肌が赤くなる、かゆくなるなどの異常が出たら、その精油の使用を中止します。

■効能と危険性を知って使いましょう
妊娠中や高血圧の人、てんかんの人の精油の使用は、とくに注意が必要です。
柑橘系の精油で光毒性があるものも、紫外線の刺激でアレルギーを起こす方もいますので注意しましょう。
6歳以下の乳幼児には、アロマバスやマッサージなど、肌に触れる形での使用は避けましょう。

■病気治療の代用にはしないように
アロマセラピーは体や心の不調を和らげて自然治癒力を高め、健康な体づくりに役立ちます。でも、アロマセラピーで病気を治そうという考えはとても危険です。
不調が続いたら病院に行きましょう。

■火気に注意
精油は引火する可能性があります。要注意。

■冷暗所で保管
精油は光や熱、空気、湿気などに影響を受けやすく、成分が変化する可能性があります。
使用後は、バスルームなどに置かないように。
高温多湿になる夏は、精油を冷蔵庫に入れてもOK。
専用の箱やバッグもあります。

■使用期限を守って
通常柑橘系の精油は1年未満。ほかの精油は2~3年。
開封したらなるべく早く使い切りましょう。

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