更年期になりやすい四十肩・五十肩

四十肩・五十肩の症状

肩がスムーズに動かなくなって、洗髪などで腕を上げるときや、ブラジャーのホックを留めるときなど背中に手を回すと痛みが走ります。これが俗に言われる「四十肩」「五十肩」です。肩の関節の老化によって、肩の関節周囲に炎症が起きている状態です。

四十肩・五十肩の治療

特別な治療をしなくても、1年以内に自然に治ることが多いのですが、痛みがつらい時には整形外科を受診しましょう。ステロイド剤や局所麻酔を注射して痛みを抑えるなどの治療を行います。痛みが治まってきたら、多少動かしにくくても肩のこわばりをほぐす運動をして、肩の稼動範囲を少しずつ広げることが大事です。

自分でできる四十肩・五十肩の予防・治療

痛みがあるときは、市販の鎮痛消炎剤入りの温湿布を利用するのもよいでしょう。入浴時も肩をよく温めます。放っておくと肩の運動範囲が狭まってしまうので注意を。無理のない範囲で肩のこわばりをほぐす運動を根気よく行いましょう。治るまでは、重いものは持たないようします。

肩のこわばりをほぐす運動
  • 指先で衣服の肩の部分をつまみ、ひじを後ろから前へ、前から後ろに回す運動も効果的。肩甲骨を動かす気持ちで行うのがコツ。反対側も同様に。
  • 痛みが強いときは、肩を少しずつ動かす運動を。良いほうの手を机について体を支え、痛いほうの手にアイロンなどを持ち、前後、左右にゆっくりと振ります。
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