子供の肥満の原因と対策

近年、肥満になる子供が増えています。
学校、塾などの忙しいスケジュールに、遊びも携帯型ゲームなどで外で遊ぶ時間が減り、
それに高カロリー食も肥満児誕生に拍車をかけています。

子供の肥満の特徴

肥満の子供は普通の子供に比べて肺の換気量が低くなりがちです。
胸壁や腹壁に脂肪が厚くつくことによって胸郭の弾力が落ちたり、
横隔膜が上に押されるためです。
そのため風邪もひきやすくなります。
また酸素不足からよく居眠りをすることがあります。

また運動にも体重の重い分だけ多くエネルギーを使うので、
つい苦しくなってしまい長続きしません。
そうなると運動不足になり、さらに太るという悪循環に陥ってしまいがちです。

思春期以降になると身体的なハンディのため運動が嫌いになりがちで、
性格も消極的になってしまうことが多いです。

子供の肥満の程度

どの程度から肥満ということになるのでしょうか?

ローレル指数からの肥満の目安
身長体重 
130cm30kg~太っている
 36kg~太り過ぎ
140cm40kg~太っている
 45kg~太り過ぎ
150cm50kg~太っている
 55kg~太り過ぎ
160cm60kg~太っている
 70kg~太り過ぎ
170cm72kg~太っている
 82kg~太り過ぎ

肥満の子供の対策

子供たちの食べ物をみると脂肪エネルギー比がたかっくなっています。
子供は甘いもの、ラーメン、ハンバーグ、スパゲッティ、
またジュースなどの糖分の多いものが大好物で、
太る子供たちに共通していることは栄養のバランスに欠けた状態が多く、
食生活の見直しが必要でしょう。

子供の肥満をなくすために、まず生活状態を思い切って変えてみましょう。
子供の肥満もやはり過食と運動不足により生じることがほとんど。
友達と遊んだり、夏は水泳、冬はスケート、また動物と遊んだりして、
子供本来の生活を回復してみましょう。
また親子一緒にサイクリングに行ったり、ハイキングに行ったり、
健康的な楽しみを子供たちに教えましょう。

次に過度の肥満なら、親は食生活を見直し、
子供の肥満につながるものは取り除きましょう。
そして食事は脂肪の多いものを控えて低カロリーに変えましょう。

3歳の時点で肥満傾向を示す場合、
学童期以降の肥満につながる可能性が高いです。
できるだけ早めに具体的な対応を考えましょう。

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