納豆菌のはたらき
納豆を作るときに大豆を煮た後、発酵させる為に加える菌を納豆菌といいます。
納豆菌(ナットウキン)には、腸を刺激して消化活動を活発にする、腸の善玉菌を増やし、悪玉菌をつくる腐敗物の生成を減らす働きをします。
納豆菌の効果・効能
■有用菌である納豆菌が腸内での腐敗菌が腸内の活動を抑制することにより、ウェルス菌に代表される腐敗菌が作り出す発がん物質や有害物質である発ガン促進物質のアンモニア、インドール、アミンなどを減少させます。
同時にこれらの有害物質を吸着し、排せつを促進させます。
有害物質は肝臓で解毒されますが、納豆菌により有害物質の生成が減少し肝臓の解毒作用の負担が軽くなり、疲労回復や肌荒れの解消などの効果が期待できます。
■納豆菌により有機酸生々され、これが腸を刺激して消化活動を活発にし、便通を整え、便秘の改善にも有効です。また、納豆菌培養エキスには抗酸化作用があるとも言われています。
■納豆菌は乳酸悍菌やビフィズス菌と同様に免疫力を高めます。
■納豆菌は増殖によりナットウキナーゼと呼ばれる酵素を生成しますが、この酵素には血管の中で血が固まった血栓をとかす作用があり、心筋梗塞や脳血栓などを予防する効果があります。
納豆菌が豊富に含まれる食材
納豆
アロエの摂取方法・摂取量
供給源の一番手は納豆です。
大豆を納豆菌(ナットウキン)で発酵させた納豆には、原料の大豆より多くのアミノ酸群、ビタミンB群、ビタミンKなどが含まれています。
たんぱく質も大豆より消化吸収しやすくなっています。
そのほか、小麦麦芽や米ぬかを原料にして納豆菌(ナットウキン)を培養した液体培養エキス、固体培養末なども健康補助食品として市販されています。
ナットウキナーゼは熱に弱いので、酵素の働きを期待するなら、高温での調理は避けたほうがいいでしょう。また、そのまま食べるとビタミンB群の損失がありません。
成人男性所要量:目安量は定められていません。製品の表示をお確かめください。
成人女性所要量:目安量は定められていません。製品の表示をお確かめください。