カロリー消費のメカニズム
更新日:2019/07/22摂取したカロリーは体内でどのようにエネルギーに変換されて消費されるのでしょうか?
エネルギーのもととなる食べ物はたんぱく質・脂質・炭水化物の何れかで構成されています。
これらは三大栄養素と呼ばれ、それぞれ体の中で1gあたり、たんぱく質4kcal、脂質9kcal、炭水化物4kcalのエネルギーになります。
この中でエネルギー源として重要なのが炭水化物と脂質です。
タンパク質は身体の構成成分となり筋肉、内臓、骨組織などの重要な成分となります。
消費のメカニズム
これらの食べ物は体内の消化管を通るうちに炭水化物やたんぱく質、脂質、ビタミンといった栄養素に分解され、血液中に吸収されます。
血液は個々の細胞近くまで運ばれます。
細胞は組織液を介して血液から必要な酸素と栄養分を取り込み、燃焼させてエネルギーに変換します。
人間の場合、すべてのエネルギーをその場ですぐ燃やして運動のエネルギーに変えるのと違い、こうして得たエネルギーをいったんアデノシン三リン酸という化学物質の形で蓄え、必要に応じてエネルギーに変換するのです。
基礎代謝
息をしたり心臓を動かしたりなど生きていくうえで最低限必要なエネルギー量を基礎代謝量といいます。
一般的に1日の成人男性の基礎代謝量はおよそ1,400~1,800kcal、成人女性でおよそ1,200~1,500kcalほどです。