更年期になると女性ホルモンはどう変化する!?

女性の体のリズムをつくるホルモンのしくみ

女性ホルモンには、エストロゲンとプロゲステロンの2種類があり、どちらも卵巣から分泌されます。
思春期から性成熟期までの間は、このホルモンの分泌が正しく行われて、正常な月経周期が保たれます。

女性ホルモンといえば、エストロゲン

女性ホルモンのうち、女性の体にもっとも深くかかわっているのがエストロゲン。
思春期に丸みを帯びたからだを作るのはエストロゲンの働きです。
また、排卵や月経を起こして妊娠機能を維持するという重要な働きもしています。

ほかに、皮膚にハリを与えて若々しさを保ったり、あるいは骨に作用してカルシウムを沈着させて骨を強くしたり、また血中の善玉コレステロールを上昇させて血管をきれいにしたり、女性の健康を守ってくれます。

更年期にエストロゲン不足に

多くの女性は、40代に入ると卵巣の働きが衰えて、エストロゲンの分泌量が急激に低下していきます。
これにより自律神経にも異常が発生します。
自律神経は体温や発汗、呼吸や消化、脈拍、血圧などを自動的にコントロールして一定に保つ働きをそている神経です。

その自律神経が乱れると暑くもないのに大汗をかいたり、じっとしていても動悸が起こるなど、体のあちらこちらにひずみが出てきます。
これが更年期の初期に起こりやすい不調となります。
ホルモンのバランスが大きく崩れるこのころは、おもに血管運動神経系や精神神経系の症状が現れます。

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